2022年10月19日水曜日

0399 SIS 丹沢湖駐在 武田晴虎III 創生 (ハルキ文庫 な 13-9)

書 名 「SIS 丹沢湖駐在 武田晴虎III 創生」
著 者 鳴神 響一
出 版 角川春樹事務所 2022年5月
文 庫 212ページ
初 読 2022年10月18日
ISBN-10 4758444862
ISBN-13 978-4758444866
読書メーター https://bookmeter.com/reviews/109666310  

元横浜市民、というか実は旭区民だったりして、以下のセリフにびっくりする(笑)

 「おまえどこに住んでるんだっけ?」
 「旭区の二俣川です」
 「ああ、運転試験場のあるところか」


 超ローカル(笑)。だけど、たしかに神奈川県運転免許試験場があるところだから、県民はかなりの確率で地名くらいは聴いたことがあるのかも。
 私は、細かい道の一本一本覚えてる。子どものころ、11年くらい生活したからね。
 思わず同じ職場の鶴ヶ峰出身者に「みてみて〜このページ!」とやってしまいました。あまりにもローカルだ!すっげーテンション上がったぁ!(ちなみに鶴ヶ峰は二俣川の隣町。)
 先日のNHK大河ドラマ「鎌倉殿・・・」にも二俣川が出てきたらしくて、同僚は大喜びしてましたが。
 作品冒頭には、横浜山手の港の見える丘公園にある、「昭和2年に建てられた英国式洋館をそのまま使ったレトロカフェ」が出てくる。作品中の店の名前は「くすの木てい」
 モデルはこちらですね。
「えの木てい」HP → https://www.enokitei.co.jp/about/


 厳ついおっさん2人がぱくついた、乙女なアフタヌーンティー(推定)のご案内はこちら。HPから勝手にキャプチャしてきちゃったけど、怒られないよね?


 神奈川県警捜査一課特命係長である諏訪警部が、アフタヌーンティーの後にオーダーすると宣言していたチェリーサンドなる菓子はこちら。
 今度横浜に行ったときには、絶対に買ってくる。


 個人的には山手十番館が好き♪ (数えるくらいしか行ったことないけど。)こちらの写真も、HPからキャプチャして拝借してきました。 

山手十番館 公式HPはこちら → https://yokohama-yamate-jyubankan.zetton.co.jp/


先日、横須賀・横浜に遊びに行ったときに撮ってきた山手十番館の写真を・・・と思ったのだけど、馬車道十番館のいちごショートケーキの写真しかなかった。(^^ゞ
 ぜひ、横浜に遊びに行ったときには、訪れてほしい。生クリームが絶品です。(このイチゴショートの生クリームよりも美味しいクリームには今のところ出会っていない、と断言できる。)あと、個人的にはこの十番館のサバランも絶対オススメです。

 しかし、武田と諏訪という無骨なおっさん2人とのミスマッチをとことん狙うなら、やっぱり「えの木てい」の圧勝ですね。お店がリカちゃんハウスかシルバニア・ファミリーみたいで可愛いすぎる♪

 いやそれにしても、ローカルネタでここまで燃える(萌える?)小説に出会えるとは思っていなかったです。
 ストーリー放置で多いに楽しんでしまいました。

*     *     *

 で、今度横浜に行ったら絶対に買ってくる。
 と書いたのは昨夜のことだったのですが、そういえば私、今日横浜に行くんだったわ。と気付いたのは、自宅から横浜の実家に向かう電車の中で。
 副都心線からみなとみらい線直通の電車にのって、あれ、終点そういや元町・中華街だよ。コレ乗ってけば、えの木てい、行けるじゃん?

 そんなわけで、実家からの帰りに元町まで寄ってきました。完全に自宅とは逆方向なんだけど、ちょうど、ラッシュアワーに差し掛かる時間だし、始発まで戻って、座っていくのはある意味合理的・・・・・
 残念ながら、「えの木てい本店」の営業時間は夕方17:00までのため、あの可愛いお店には行けませんでしたが、元町にある「えの木ていスウィーツスタンド」の方に行ってきました。スコーンは、アフタヌーンティーのスタンドの上段に乗っていたのと同じものですね♥️
 謹んで、神奈川県警捜査一課特命係長・諏訪勝行警部に成り代わりまして、食させていただきました。ウマ—♪でございました。

 ウワサのチェリーサンドは、今夜のお夜食に。
 (追伸:チェリーサンドのチョコレート味が、非常に美味でした!)
*     *     *
 さて。
 ここまで本筋そっちのけで、諏訪警部の誘うまま(?)スウィーツ談義にうつつを抜かしてましたが、さすがにこのままではイカン。

 今作、お話のほうもとてもテンポが良く、面白かったです。小説家教室のくだりは、さすがの本職でリアル感マシマシ。冬山、そして台風の山のくだりも、臨場感たっぷり。個人的に職業観の上でぐっとくるところもあって、ただ、そこに突っ込んでくとちょっとアレなんで省略。江馬さんがコロンボ刑事のマネをするあたりは、芸が細かい。
 そして、ラストの引きがね。もう、次巻が楽しみでしょうがないです。

 「オリジナリティあふれる年末調整ってないよね。」もおもわず失笑。
 たしかに、ない。うん。でもある方に長年の控除もれを発見して、すごい額の税金を還付した時はちょっとスリリングだったよ。

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