2025年4月27日日曜日

介護日記的な・・・その13 洗濯物の攻防に負けた。(第1回戦)

 先週から、毎日の衣類交換がフルコースになった。
(ショーツ、ブラ、靴下、ガードル、肌着の5点セット)
 デイからの着用済みの洗濯物が火曜日に1回返ってきたが、これは次からは週1回金曜日に月〜金の5日分をまとめて返してもらえるように変更した。
 なぜ、というに火曜日の夜に洗濯機に入れておいた洗濯物にたまたま母が気付き、洗濯してしまったからだ。(気付かないで溜まっていることの方が多いのだけど。)
 そのこと自体は、ああ、まだ洗濯機使えるんだ〜と、喜ばしくおもわないでもないのだけど。
 難点① ただ、正しく洗剤を使えているかどうかが判らない。(今回は、洗濯洗剤の位置が、普段の場所から移動していたので、ああ、この洗剤を使ったんだな、と判った。)
 難点② 洗濯から、干す→取り込む→畳む→仕舞う、という普段の生活にないサイクルが始まってしまい、生活リズムが崩れてしまう。
 難点③ 畳んだ洗濯物をどこに仕舞うか判らないので、あちこち探して回収しなければならなくなる。
 と、いう事情なので、できるだけ、私がいるときに一連の洗濯→次週用をセットまで、全部済ましてしまいたいのだ。

 さて、そんなで迎えた週末である。

 金曜日の夜に自分が母宅に到着。
 デイの送迎と申し合わせてある着替え受け渡し場所(玄関の天袋収納。母が普段は開けないところ)から、今週後半分の洗濯物入りのバッグを取り出す。
 翌日ができるだけ楽になるように、と夜のうちに洗濯→干すまでやってしまう。
 母がなかなか寝付かず、私が起きているからかえって向こうも興奮して寝ないのか?と思って自分は寝室に撤収→疲労困憊寝落ち。
 明け方4時頃に、なにやら母が陽気に独り言を言っているのに気付いて覚醒。
 びっくりして様子を見に行くと、母がまだ昨日の洋服を着たまま、元気に活動している。
 そして、私がベランダに干しておいた洗濯物を畳んで、どこに仕舞おうかとうろうろしていた。

 今何時だよ!4時だよ! 明日は通院だよ! なにやってんのこの人!!!
 だがしかし、怒ってもしかたない。
 とはいえさすがに声が上ずる。
 
 何やってんの。4時だよ。寝てないの? 明日辛くなっちゃうよ。 早く寝て寝て。とにかく寝て〜〜! と急かして急かしてとにかく寝る気にさせて、寝室に押し込んだのが4時20分頃か?
 寝室に入れてドアを閉めた後は、なにしてんのか判らないけど、多分着替えて寝たはず!
 幸い、寝付きだけは良い人なのだ。

 いや。ビックリしたね。
 後から、監視・・・もとい見守りカメラの録画画像で確認したが(寝室の中は判らないけど、リビングの寝室のドアが写る位置に設置してある。)、母は昨夜、いったんは普段の居場所のリビングを片付けて、電気を消して、寝る態勢で寝室に入ったのだ。それが深夜1時前頃。(それでも遅いがな!)
 しかし、ほどなく部屋から出て来てしまい、ベランダの洗濯物を取り込んできていた。
 母の寝室は、いつもカーテンが締めっぱなしなのだが、おそらく寝る前にカーテンをめくって外を見て、洗濯物が干してあることを発見してしまったのだろう。
 
 あら、洗濯物を忘れてるわ。からの 取り込み→畳みサイクルが始まってしまった。
 洗濯物は3時間強しか干されていないが、幸いあらかた乾いていたようだ。母は洗濯物1枚1枚を検分し、畳みかたを考え考え(これまでの知識や経験の蓄積は、すでに役に立たなくなっている。この洗濯物はこうたたむ、という自分ルールは失われているので、その都度、一枚ずつ悩む。)、それでも全部四角く畳み、しかし「ちがう」と思ったのかまた、広げて畳み直し。積み上げてどこかに移動し、また移動し、また畳みなおし。 この人が小銭を数えているときもそうなんだが、積み上げて横に置くと判らなくなって、やり直すので、賽の河原状態になる。
 明け方までこの人いったいなにしてたんだ!と最初思ったが、画像を確認したら何のことはない。1時から4時までず〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと、洗濯物をたたんでいたよ。

 これは、私が悪い。
 私が悪うございました。
 あの空かずのカーテンを開けて外を見てるとは存知ませんでしたよ。

 夜のうちに洗濯して干すのはナシだ。

 かくして作戦は変更された。

 とりあえず、着替え2サイクル分は数を用意する。(母が着替えたくなったときに困らないように、普段使い用に家においておく分も必要なので、ブラやらガードルやら肌着は枚数が足りない。)足りない分をいくらか買い足しする。

 翌週分のセットを、金曜夜のうちに出来るようにして、洗濯は土曜日の日中にする。これでいこう。そうしよう。

 第2回戦は、次週開催予定。乞うご期待。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿