原 題 「THE POET 」1996年
著 者 マイクル・コナリー
翻訳者 古沢 嘉通
出 版 扶桑社 (1997/10/1)
初 読 2018/12/14
マイクル・コナリー完全制覇計画 前半の壁。ここを超えないと先に進めない。
何しろコナリーは刊行順!がお約束。
殺人事件を追う刑事であった双子の兄が死んだ。本当に自殺なのか?兄を失った新聞記者ジャック・マカヴォイが主人公のノンシリーズもの、とはいえレイチェルも登場し、何しろ犯人はポエットだし。上巻から登場している変質殺人者が犯人のわけなかろう。どこにいるんだ、真犯人。
だがしかし。
くぉんのクソ馬鹿野郎があああ!とジャックのスタンドプレーに激怒。とにかく主人公ジャックがどうにもいけ好かないが、きっとコナリーもいけ好かれる主人公を書こうと考えたわけじゃなかろうから、致し方ない。小児性愛者によると見られるばらばら殺人事件とその周辺で起こる警察官の「自殺」はどちらが主でどちらが従なのか。犯人は同じか別々か。怪しい登場人物は怪しすぎるのではなから除外。真犯人ポエットはだれだろう?
忘れたと思っていた「メイクラブ」に「うんにゃ」も登場。こちらもいい加減にせい!
それにしてもいつも思うのだが、どうしてコナリー作品のヒロインはこうも魅力的で無いのだろう?いっそのこと、女なんて出さずに男臭くやればいいのに。
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