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2024年9月15日日曜日

0503 青い鷹 〜私を創った本2〜

書 名 「青い鷹」
原 題 「The Blue Hawk」1976年
著 者 ピーター・ディキンソン    
翻訳者 小野 章    
出 版 偕成社  1982年12月
単行本 353ページ
初 読 1980年代のどこか
ISBN-10 4037262207
ISBN-13 978-4037262204
読書メーター https://bookmeter.com/reviews/61065539


 中学校の図書館にあった本。
 古代エジプトの王と神官と神の化身である鷹の物語として記憶に残っていたが、実際は、古代エジプトに着想した、架空の神権国家で王政改革を試みる若い王と、鷹の神に捧げられた鷹(王の命の憑代?)を逃がしたことによって、王(若い王の父・先王)の復活を阻んだ神官見習いの少年の友情の物語。実はあまり詳細を覚えていないので、そのうち再読したら、記録を更新したい。
 中学にいるうちに、何回か再読し、ずっと心に残っていて、いつか読み直したいと思っていた。
 インターネットで古書の検索が容易にできるようになって、やっと入手することが叶った。
実は書籍にしては相当な大金をはたいた。それだけの価値はある一冊。

2021年1月4日月曜日

0244 ぼくのお姉さん (偕成社)

書 名  「ぼくのお姉さん」 
著 者  丘 修三 
出 版  偕成社  2002年9月  
初 読  2018年6月17日 
単行本  186ページ 
ISBN-10  4036524100 
ISBN-13  978-4036524105

 第一話の「ぼくのお姉さん」で、お姉ちゃんのひろちゃんが初めてのお給料で封筒を出すシーン、涙がこみ上げた。
 ダウン症という障害を得て生まれたひろちゃんを17歳になるまで一生懸命に守り育ててきた家族の、そこまで積み重ねてきた時間の重さ、大切さ。
 でも、この本を読んで思ったことがある。自分の思ったことを、口にできない。正しいと思ったことを行動できない。悪いと思っているのに謝れない。これだって、生きていく上では「障害」ではないか。
 障害は、知恵が遅れていること、しゃべれないこと、歩けないこと、だけではない。人が自分の心のままに、穏やかに、正しく、幸せに生きていくうえで邪魔をするものはすべて「障害」だし、そういう意味では人はみな大なり小なりの障害を抱えている。
 この本に出てくる、嘘をついてしまう子、いじめてしまう子、いじめをもっと弱いものに転嫁してしまう子、みんな苦しい心を抱えている。
 この本で出てくる子の中で、多分一番しあわせをたくさん感じているのはひろちゃんじゃないだろうか。人の「しあわせ」とはなんだろう、ということを考えずにはいられない。