さて、全体的には、前回と同じような内容ではあるのだけど。
先週、母宅に行ったときに、電子レンジの電源が入らなくなった。
結構古いものであるので、来るべきときが来たか、という感じではあった。幸い、電源を抜き差ししたり、扉を開け閉めしたり、押したり引いたりしているうちに、接触が回復したのか、また使えるようになった。
だがしかし、「来るべき時に備えよ」という神の声に感じたりもしたのだ。
なにしろ、母が今現在できるのは、ガスでお湯を沸かすことと、電子レンジで「チン」することだけ。この二つで、母の自宅での食卓は成立している。
電子レンジが使えるかどうか、は、母が在宅生活を続けられるかどうか、とほぼ同義なのだ。
母の在宅介護について、施設入所に舵を切るタイミングとして想定していたいくつかのポイントがある。
① 徘徊が始まり、迷子になる② コロナやインフルエンザで入院を余儀なくされる、からの退院先としての高齢者施設入所③ 足の痛みが再発して、ADLが落ち、在宅一人暮らしが困難になる④ その他、認知機能が落ちて、目が離せなくなる⑤ 電子レンジが壊れて、自宅での食事が困難になる
先頃からの、なんだか食事が出来なくなる。なんなら「食事だけ」出来なくなる。というのは若干想定外ではあったが、時同じくして、電子レンジがお亡くなりになる、というのは・・・・やっぱり神様に、真剣に先を考えろ、と言われているのだろうか・・・・・?
(私は無宗教なんだが・・・・)
とはいえ、特養も、認知症高齢者グループホームも、入りたいと思ってすぐに入れる施設ではない。何事も準備が肝心。ひとまず、えいやっとグループホームの見学に行ってきた。
(炎天下に外出したせいで、帰宅後、かるい熱中症気味。頭痛薬と塩タブレットとポカリで回復。)
しかし、正直、どうなんだろうなあ、とは思う。
是非!是非ここに入れてください!! とまでは思わなかった、というのが素直な感想。
なんというか、全体的に雑然としている。いろんなものが、置いてあったり、壁に貼ってあったり。
うちの母は片付け魔なので、家の中はそれはもうキレイなのだ。
母はこの施設で落ち着けるだろうか? それが一番心配だ。
ただ、スタッフが穏やかで、入所しているおばあちゃん方もみんな落ち着いていて、にこやかだった。多分、人員が充足していて、職員があたふた・イライラしていない。運営が良い証拠だ。いずれにせよ、申し込みしてもすぐに入れる訳ではないので、待機で順番が回ってくるまでに、母の在宅生活がどのように推移するかも、見ていかなければならない。
で、電子レンジの話に戻るのだが、今週末、突然夕食の支度時に、またウンともスンとも言わなくなった。冷蔵のご飯を温めることができなくなったので、仕方なく、小鍋にいれて少量のお湯で軽く煮る。お粥まではいかず、むしろ湯切りした「湯漬け」っぽい仕上がりになったが、ひとまず温かいご飯にはなった。もはやこれまで、と夕食後に最寄りの家電量販店に購入に走った。単機能レンジで、見かけ(とくに「あたためスタート」ボタンの位置とデザインが、現在使っているものと似ているものを探した。下調べは先週してあったので、あとは決断するだけだった。
私は車は持っていない。ペーパードライバー歴30年超の大ベテランだ。
ので、がらがら引っ張る折りたたみキャリーを持って、バス移動。行きは良いが、帰りはレンジの大箱もってバスに乗るんかい?と自問自答しながら、だめなら帰りはタクシーだ!(だがしかし、流しのタクシーが掴まるとは思えない立地。GOアプリは使えるんだろうか・・・? などと思っていたら、バスを降りたと当時にゲリラ豪雨襲来。いったい、なんのお試しなんだか。
そんなこんなで、苦労して早急に入手した電子レンジを、本日朝、台所に設置。
幸いにして、母は、扉を開けることは出来た。あたためスタートボタンは、押せるか?・・・・ひとまず声かけすれば押せた。これは何とかなるかもしれない。
母が一人で使えるかどうかは、これから数日見守る所存。
電子レンジが壊れたのが、夏で良かったのかもしれない。
とりあえずレンジであたためなくても、母は冷蔵庫のバナナ、ミカン、パイン、蒸しケーキを食べることができるし、牛乳も温めずに飲める時期ではあるので。ついでに言うなら、日中はデイサービスで、バランスのとれた食事とおやつも頂いているので。
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