2017年1月9日月曜日

0019 戦士志願

書 名 「戦士志願」 
著 者 ロイス・マクマスター・ビジョルド 
翻訳者 小木曽絢子
出 版 創元SF文庫 1991年1月

 一気に読了。面白かったよ、なにこの桃太郎展開。行く先々で舌先三寸で家来を見つけ、首を突っ込む必然性の無い戦いに突っ込んでいくハチャメチャぶり。国元の騒動も片付けて、出来ちゃった軍隊も落とし前つけて、ご褒美ももらって大団円。日本昔話なみのメンタリティなのに、そこをマイルズの魅力胆力と、ボサリの何しでかすかわからない不気味さでぐいぐい持っていかれた。最後までボサリが哀れだった。荒唐無稽なストーリーだけど、ヴォルコシガン親子の深い愛情が通底しているからこそリアリティが感じらる。読んでよかった。

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