著 者 ロイス・マクマスター・ビジョルド
翻訳者 小木曽絢子
出 版 創元SF文庫 1997年10月
マイルズの両親の馴れ初め話。途中コーデリアがやすやすとバラヤーに現れた辺りはちょっと簡単過ぎない?と思ったけど、まあいいか。 マイルズが両親から何を受け継いだのかよくわかる。この親にしてこの子あり、胃弱は父親似だね。
劇的な盛り上がりってのはなくて、全編なだらかな丘陵地帯みたいな充実感。ピョートル将軍もアラールも、みんな大好きになった。これもお気に入りのコウデルカの負傷の経緯も明らかになった。厳格な帝政とお馬鹿な民主制って対比はスペオペの定番だけど、世の人は実は明確な支配に憧れるものなのだろうか?
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