書 名 「特捜部Q ―Pからのメッセージ― 上」 「特捜部Q ―Pからのメッセージ― 下」
著 者 ユッシ・エーズラ・オールスン
翻訳者 吉田奈保子
出 版 早川書房 2013年12月
初 読 2018/01/27
前作のモヤモヤが一気に払拭されるスピード感あふれる展開でノンストップで読了。
マーク側と犯人=被害者側、過去と現在が交互に差し込まれるストーリー構成はこれまでと同様だが、それぞれのパートが有機的に絡み合い、疾走感と緊張感あふれる展開は前作をかるく凌駕した。
ローサ、ユアサ姉妹の秘密には結構早いうちに気付いてしまったが、このキテレツな女性や謎の多いシリア人助手を相変わらずゆる〜い手綱捌きで使いこなすマークに感心する。このシリア人助手アサドの万能感が半端ない。絶対に、秘密があるに違いない。
それと、今回はラストに救いがあってホッとした。
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