文化の日だから、というわけではなく、魂の洗濯の必要性に迫られたので、府中市美術館で開催中の「アルフォンス・ミュシャ ふたつの世界」展にいって来ました。
先日『かわいい江戸絵画』という図録を購入したときに、思ったのですよ。府中市美術館、優れているな、と。きっと、すごく良い、キュレーターさんがいるのだと思う。
今回のミュシャ展にも、すごく熱量があって、なおかつすっきりと読みやすい、素晴らしい解説が表示されていました。分量的にも丁度良いかな。これ以上のボリュームだと、疲れて集中できなくなりそう。
知らなかったミュシャの人生についてや、表現のアレコレについてもすこし知識を増やして帰ってきました。
ミュッシャ後年の大作、スラブ叙事詩はどこに? と思って調べてみたら、2026年にプラハに『スラブ叙事詩』を恒久展示するための施設が建設されるそうです。美術館、というよりも複合施設っぽいデザインのようですが、いつかぜひ見に行けたら、と思います。
かねてから入手したいと思っていた画集2冊も購入。
0518 ミュシャ作品集 増補改訂版
書 名 「ミュシャ作品集 増補改訂版」 出 版 東京美術 2022年4月
大型本 21.1 x 1.5 x 29.7 cm 224ページ
初 読 2024年11月4日
ISBN-10 4808712350
ISBN-13 978-4808712358
読書メーター https://bookmeter.com/reviews/123267240
とにかく美しいの一言に尽きる。フランスで才能を発揮し、祖国チェコの独立を支持し、チェコスロヴァキア独立後は、祖国で制作活動に従事したミュシャ。展覧会では観ること叶わなかった壮大なスラブ叙事詩も収録されている。
0519 ミュシャ装飾デザイン集 増補改訂版
書 名 「ミュシャ装飾デザイン集 増補改訂版」 出 版 東京美術 2021年12月
大型本 21.1 x 1.5 x 29.7 cm 191ページ
初 読 2024年11月4日
ISBN-10 4808712342
ISBN-13 978-4808712341
読書メーター https://bookmeter.com/reviews/124052008
ミュシャは何冊かのデザイン教本も作成しており、それらも収録されている。デフォルメされた植物モチーフのボーダーやフレームも、繊細かつ正確なデッサンから生み出されているのだ、と納得。
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