著 者 月村了衛
出 版 早川書房 2014年11月
単行本 390ページ
初 読 2023年11月24日
ISBN-10 4152094982
ISBN-13 978-4152094988
読書メーター https://bookmeter.com/reviews/117400863
単行本 390ページ
初 読 2023年11月24日
ISBN-10 4152094982
ISBN-13 978-4152094988
読書メーター https://bookmeter.com/reviews/117400863
巻末のエッセイ集と著者による自作解題を読むために入手した。解題で『未亡旅団』まで取り上げている、とのことから、『未亡旅団』読了までおあずけにしていたのをやっと手に取る。
冒険小説といえばヒギンズの『鷲は舞い降りた』とマクリーンの『女王陛下のユリシーズ号』。テロリストであるならば、それはIRAの闘士でなければならない、というヒギンズ由来の「頑ななこだわり」がライザを産んだとは。『鷲舞』と『ユリシーズ』の大ファンとして大いに喜ぶ。
“何者かを悪と容易に断定しえないのが現実である。むしろ何者かを悪と断じるシステムこそが悪に近い” p.339
“一作目に登場した王兄弟やネヴィルのエピソードは、姿にとってはこれまで通り過ぎてきた戦場での数限りない記憶の1つにすぎません。彼の物語はまだ始まってもいないと言えます” p.342・・・・・なんと!これからまだ、姿主演の物語が読めそう!
“關剣平が黒社会でのし上がるストーリィを今思いつきましたが・・・” 同p.342・・・・・それは是非読ませて欲しい。
ところで、朱鷺メッセの物販コーナーには、『未亡旅団』は平積みされたのだろうか・・・・
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