2023年11月21日火曜日

介護日記的な・・・その3 コロナ!


 週末、なんとなく喉風邪っぽい?感じがしないでもなかった母であるが、常日頃、毎日・毎回 「ちょっと風邪気味で喉の調子がおかしくて、」が常套句となっていて、電話に出たとき、デイサービスに行きたくないとき、必ず体調不良を主張するので、つい、なんとなく見過ごした。
 そしたら月曜日の午前中。お仕事エンジンも温まってきた頃合いで、スマホにデイサービスからの着歴が? 折り返したら、「お母様、お熱があって・・・」ときたもんだ。
 脳の具合はよろしくないが、それ以外は至って健康な母なので、最近はとくに内科にかかった事もなく、それに以前にかかっていた診療所はバスで行く距離。あわてて実家から至近の内科にいくつか当たりをつけつつ、職場から施設まで最速のルートを探しつつ、電車とバスを乗り継いで辿り付いた時には、スタッフから「抗原抗体検査でコロナ陽性でした」とご報告をいただいた。
 なんでも先週金曜日あたりから、風邪症状の方はいたらしく、金曜日ご一緒したメンバーと職員さんから陽性者がでているとのこと。クラスターじゃん。
 まあ、仕方ない。なっちまったもんは仕方ない。
 タクシー呼んで、「ちょっと風邪っぽいので空気が流れるように、前と後ろの窓少し開けてもらえます?」と運転手さんにお願いする。そりゃ、5類になったと脳天気に喜んでるひともいるかもしれんが、べつにコロナの性質が変わったわけではなく。陽性者と密室はだれだってイヤでしょ。運転手さんもなんとなくお察しな感じ。
 内科にはコロナ陽性と連絡を入れておいたので、待合室で待つこともなく、そのまま診察室に入れられて、抗原抗体検査陽性なので、検査はしなくても良いよね?と確認され、一応熱を測って、処方箋を出してもらい、も一度タクシーを呼んで帰宅。
 ケアマネさんと、ホームヘルパーさんに連絡して、日程調整やら、なにやら。

 だがしかし。とにかく寝間着に着替えてもらって寝てもらったのはいいが、昼間にたっぷりと寝てしまった認知症のひとは、ゼイゼイ、ゼロゼロ、ゲホゲホ、と胸やら喉やらから異様な呼吸音を鳴らしながら、夜中に1,2時間ごとに眼を覚まし、ごそごそと動き回る。
 そして、自分がコロナだということを覚えていない。だから、マスクも外してしまうし、私の正面に座って咳き込むし。あああああ・・・・・
 
 だがまあ、仕方ない。覚えていないものはどうしようもない。とにかく、あんたはコロナなんだ!と言い聞かせ、マスクを外すな、寝室を出るな、と言い聞かせ、薬を飲みたがらないのもなんとか飲ませて、いやはや。

 昨日から在宅で付き合って、朝昼晩と薬を飲ませ、すこし持ち帰り仕事をして・・・。自分の着替えなど持たずに来てしまったし、自分のベッドで寝たくなったので、夕食まで世話してから一度、自宅の方に帰った。今夜は自分の布団でねて、明日また母のところに泊まりに行こう。
 しかし、こういった事態も十分に予想が付いたはずとは言え、やっぱりその場にならないと解らないことが沢山ある。何事も経験・・・・・そして、できないものは出来ないのだ、とあきらめるべし。

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