2025年5月4日日曜日

2025年4月の読書メーター

 3月下旬から、講演録『「ゲド戦記」を’生きなおす’』(国立国会図書館からお取り寄せ)に取りかかり、あれよあれよという間に2週間くらにになり、こりゃダメだ。となって、もっとル=グウィンを知るために『いまファンタジーにできること』に着手。
 しかし、あまりの新年度の忙しさに、夜中に家に帰って1行読んでいる間に寝落ちする日々。
なんとか、読了できてよかった。
 しばらく、ル=グウィン月間続きます。

4月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1452
ナイス数:391

いまファンタジーにできることいまファンタジーにできること感想
ル=グウィンの講演録『「ゲド戦記」を‘生きなおす’』が結構難しく、読むのに難儀していたのだが、この本に収録されている『YA文学のヤングアダルト』がほとんど同じ内容を平易に語っている、と気付いて大変有り難かった。一番ページを割いているのは、『子どもの本の動物たち』で、沢山の動物文学が紹介されており、全部読みたくなって困った。詳細なレビューは、ブログの方に書いた。感想はひとことでは言い難いが、ル=グウィンの人柄が感じられる、ユーモア溢れる本だった。
読了日:04月30日 著者:アーシュラ・K・ル=グウィン

ドラゴンフライ: ゲド戦記 5 アースシーの五つの物語 (岩波少年文庫 592 ゲド戦記 5)ドラゴンフライ: ゲド戦記 5 アースシーの五つの物語 (岩波少年文庫 592 ゲド戦記 5)感想
外伝集と著者によるアースシーの解説書。ゲドも少しだけ登場する。連作というほどではないが、すこしづつ話がつながっている。オジオンとその師匠が大地震からゴントを守った話が良い。物語全体を通して、オジオンが一番優れていて大賢人に相応しかったんじゃ、と思うのは私だけじゃ無いはず。対称的にゲドってそんなに立派だったんかい?とも思う。(『帰還』を読む以前にそう思う。)『アースシーの風』にも登場するアイリアンがトリオンを滅ぼす話は、あまりにも瞬殺。ほぼ『帰還』にでてくる田舎者の魔法使いと同じだった。
読了日:04月13日 著者:アーシュラ・K. ル=グウィン

ゲド戦記外伝ゲド戦記外伝感想
ハードカバーとソフトカバーとKindle併用で読了。この利点はどこででも読めること。難点は金がかかること。感想はこちら→ https://bookmeter.com/reviews/127181820 ロングレビューはこちら→ https://koko-yori-mybooks.blogspot.com/2025/04/0553.html
読了日:04月09日 著者:アーシュラ・K・ル=グウィン


心おどる あの人の本棚: NHK趣味どきっ! (NHKシリーズ)心おどる あの人の本棚: NHK趣味どきっ! (NHKシリーズ)感想
放送火曜午後9:30-10:00ってほぼ確実に職場にいるような気がするけど、このテキストだけでも十分。ジブリプロデューサーの鈴木敏夫氏の自宅が素敵。真似できるもんじゃないけど。京極夏彦さんの魔が棲んでそうな書斎は圧巻すぎる。だがしかし,人様の本棚より我が本棚だ。目指せ積読消化。
読了日:04月05日 著者:久住昌之,池澤春菜,角幡唯介


軍人婿さんと大根嫁さん 5 (芳文社コミックス/FUZコミックス)軍人婿さんと大根嫁さん 5 (芳文社コミックス/FUZコミックス)感想
今作は、極めつけに美しいページがありました。胸が締め付けられる。ああ、こんな風に愛されたならば。こんな風に尽くせたならば。麗しい夫婦は切ないおとぎ話のようです。オススメです。
読了日:04月01日 著者:コマkoma

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