2025年5月10日土曜日

介護日記的な・・・その15 天気が悪い

 天気が悪い日は、憂鬱だ。
 なぜかというに、母が窓から空を見て、必ず言うのだ。

「なんだかおかしい」
「こんな天気の日は、いままでに無かった」

と、言い募る。

 ・・・・・いや、だたの雨の日ですがな。

「ただの雨の日だよ〜。日本は四季があるからね。雨の日もあれば晴れの日もある。春に雨降らなかったらお米も育たなくて全国のお百姓さんが困るでしょ?」

「いや、それでも、こんな天気はいままでで初めて・・・・」 以下リフレイン。

 リフレインするだけでなく、10分とか30分ごとに、窓の外を見る度に、同じ会話になる。

 イラッとしてはいけない。あくまでも軽く、あ、かるく。ファンシイダンス・・・・

 ああ、ファンシイダンスを読み返したくなったな。そういえば、我が家にファンシイダンスはなかったっけ? ううむ。昔揃えて、一度古本屋に売っぱらい、その後、再入手したようなしてないような。。。。

 母は軽い侵入恐怖や視線恐怖っぽいところもあり、窓の外から覗かれる、と頑なにカーテンを閉めたがる。
 とはいえ、昼日中から暗い室内に閉じこもるのはいろいろと良くない。

 で、私はカーテンを開ける。そうすると、空が見える。で、また繰り返す。

 電気を惜しんで、照明を消したがるのも、地味に困るんだよな・・・・

 カーテン締めて、明かりもあまり点けず、薄暗い家の中に一人でいるのは、どうもよろしくない。まあ、平日はデイサービスに行っているので、そうなるのも日曜日だけとはいえ。

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