2016年5月6日金曜日

0001ー2 「星のダンスを見においで」

書 名「星のダンスを見においで1ー地球戦闘編」
   「星のダンスを見においで2ー宇宙海賊編」
著 者 笹本祐一
出 版 東京創元社 2015年5月

 

 前回の長きに渡る読書スランプを蹴破ったわたし的奇跡の一冊。
 ミニスカパイレーツから遡る事?世紀。地球的には現代日本は横須賀の裏路地に隠棲する某大物宇宙海賊。ひょんなことから女子高生に身バレし、なし崩し的に市街戦から2人海賊旅(宇宙)へ。キャラよし、テンポよし。極めて映像的で鮮明な情景が脳裏に展開して面白い!素晴らしい!の一言、ではなく二言に尽きる。上巻は太陽系内の近接戦闘からお宝求めての旅立ちまで。ジャックがくるっと指を回して宇宙を指さす。私も行きたい!
 敵役のヴィンが終始敬語調なのが、結構好みである。イメージ的には歳喰ったメックリンガー(より、やや人が悪い感じ。)白髪のじーさんとおっさんが少年のようにやり合ってるのがなんか可笑しい。(ただし、超弩級戦艦VS突撃上等の衝角付き海賊船、である。)ああもう、スペオペの真骨頂。これ、ほんとに新刊の頃に読みたかったよな〜。ラストが想像以上に神頼みなのはどうなのよ、と思わんでもないが、これは、他に収めようがない。仕方ない。
 私としては、おっさん宇宙海賊と女子高生のその後の恋愛模様を知りたい。(なにしろ、子孫が残ってる。)・・・・てか、本当に唯佳とジャックがくっついたのだろうか?ダークホース的に、アレックスとだったりして?

2016年5月1日日曜日

日々これ寧日であれかし



自分の大半は、活字で出来ている。と思いたい。
読書が好き。活字が好き。書物が好きである。本を読むなら紙の本。古本よりは新刊が好き。本は財産である、との父からの教えを大事に思っている。
それなのに、若い頃に、「読書」が高尚なものだと思いすぎて、読書から離れてしまった。
本当は、SFやミステリやAA(アクション&アドベンチャー)が大好きなのよ。
この年(ナイショ)になって、海外の翻訳SFやらAAに触発され、沈黙していた読書熱が再発。そうすると、これまで読めなかった作品が気になって、どんどん購入していたら、積ん読がどんでもない量になった。こりゃ、消化するだけでも何年もかかってしまう。
我ながら、失われたウン十年が惜しい。
読書だけではない。
流れに任せた就職から早25年(これであらかた歳がバレる)。いろいろとその場しのぎで生きてきたツケとでも言うべきものがつづら折りのごとくにのしかかってきて、この期に及んで口惜しい。
でも、ハタと気付いた。人生100年時代。まだ、折り返し点ではないか。(そして本格的に歳がバレる。)
死ぬまで元気で働く、いや、働ける限りは生きてイケそうな団塊ジュニア世代(のちょっと前)。我々の老後に、子供世代の支援は期待できない。それじゃ、75歳まで働くとして、50歳からカウントして25年。なんだ、今と同じじゃないか。
と、いうことは今から初めても良いということじゃないか。
そんなわけで、今日から始まる。
なにが?
いろいろさ。