著 者 ウォルフガング・ロッツ
翻訳者 朝河 伸英
出 版 早川書房 1982年3月
初 読 2018/03/26
元モサド敏腕諜報員によるスパイ入門書。
スパイ適性テストから始まり尾行の練習から実際の諜報活動、果ては露見して投獄拷問から引退後の生活まで。
でも実は愛する妻の惚気話のほうが本当に書きたかったことかもしれない。出張先のパリからドイツへの列車でスパイにあるまじき一目惚れ。旅先のドイツの避暑地で自分の正体を明かしてプロポーズ。そのまま任地(つまり敵地)のカイロにモサド上層部には内緒で妻を伴って、任務続行。で。曰く。
「私が紹介したエピソードは、秘密情報部員は自分の愛情生活をこのように取り扱ってはならない、という例である。」
ちなみに、私にはスパイ適性は皆無だった。
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