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【海外作品読書会】ジェマとダンカンが晴れて結婚式を挙げる。自宅の庭でのガーデンパーティー、役所での届け出、いとこの教会での挙式と3回目。子供達は3人となり、幸福感と活気のある家庭の雰囲気と、突然ダンカンに捜査の命が下った事件の陰湿さが対照的。犠牲者は女性警官、しかも警部。加害者は警察幹部でしかも常習犯。ダンカンの捜査も薄氷を踏むよう。捜査方針をねじ曲げようとする組織の圧力には屈しないダンカンではあるが、ジェマとダンカンが力を合わせて守っている家庭の平安が、これから続いていけるのかと読んでいて不安になる。
読了日:11月29日 著者:デボラ・クロンビー
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『バードン』って本当にいい話。1巻めはちょっとバイオレンス?な感じ、2巻めは殺人ミステリー調、3巻目は友情と大人の恋愛って感じで目が離せません。すでに次巻が待ち遠しい。
読了日:11月28日 著者:オノ・ナツメ
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読了日:11月28日 著者:萩尾 望都
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ジェマとダンカンの交際も軌道に乗ったかに見える夜半。ダンカンの部屋のソファの片側にはジェマが、反対側にはダンカンが寛ぎつつも事件の報告書を作成している。二人の間には黒猫のシド。へそ天半眼で猫らしく寝ている。そんな二人だけの夜に、突然ダンカンの元妻からの電話。彼女が今手がけている伝記の5年前に亡くなった女流作家が実は他殺ではないか、という。そしてそのヴィクの突然の死。何もかもが納得のいかないダンカンは独自捜査を開始。ダンカンの息子キット(クリストファー)の存在が明かになり、シリーズは大きな転換点を迎える。
読了日:11月24日 著者:デボラ クロンビー

メッセージときて昨今読メで流行りのスパムネタかと思ったら、実物の方が破壊力あった。😭
読了日:11月19日 著者:ヒデキング
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警視シリーズ6冊目(かな?)。スコットランドヤードの警視長が自宅で撲殺された。ダンカンに急遽、捜査の指令が下るが、今、彼は大きな問題を抱えていた。ジェマとの一夜から5日。彼女に避けられている。急に休暇を取って雲隠れしてしまった彼女と連絡が取れないのだ。このままではパートナー無しで難しい捜査に出向かなければならない。やっと現れたジェマに手痛く拒絶されて、ダンカンは困惑するばかり。今作、とにかくジェマが大荒れ。仕事も大事、育児も大事でこの二つのバランスとるので精一杯なのに、直属の上司との恋愛は彼女の手に余る。
読了日:11月17日 著者:デボラ クロンビー
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事件は、テムズ中流にある水門で男の水死体が発見されたことから始まる。テムズ・ヴァリー警察の管内の事件ではあるが、死んだ男の姻族が地元の名士でスコットランドヤードの警視監の友人だったことから内々に捜査依頼がくる。キンケイドが死んだ男について聞き込みすればするほど、印象がぶれる。人は、こんなにも自分に都合良く相手を見、判断しているものなのか。印象の断片をモザイクのようにつなぎ合わせたときに、同時に見えてくる名家の醜聞。死んだ子供。しいたげられて、歪んでしまった人生。
読了日:11月11日 著者:デボラ・D. クロンビー
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警視シリーズ4冊目の読了。今回はダンカンが育休中で、スーパー主夫ぶりを発揮している。事件は法廷弁護士の連続殺人。場所はロンドン南部のクリスタルパレスとダリッジ。この狭いエリアに錯綜する過去から連なる人間模様。ブレイク寸前のギタリスト、アンディの辛い少年時代と、現在まで縺れ拗れた関係は、果たして決着が付くのか。ダンカンがジェマのバックアップに回っているせいか、物語がすっきりとまとまっていて、安定感のある面白み。ダンカンの子育て奮闘記もおもしろし。とにかくシャーロットが愛らしい。ダンカンのヌケてる一面も。
読了日:11月07日 著者:デボラ・クロンビー
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キンケイドのマンションの階下に住んでいた女性が亡くなった。彼女は末期のガンで、在宅で緩和ケアを受けながら過ごしていた。第一発見者は、訪問看護師と偶然居合わせたキンケイド。当初は自然死と思われたが、キンケイドの勘になにかが引っかかる。そして、彼女の生活の世話をしていた女性に彼女が自殺を望んでいたと聞かされて。 ダンカンの住んでいる場所、そして事件現場が気になって、例に寄ってグーグルマップとストリートビューで捜索。ちょっとストーカーになった気分を味わう。良いところに住んでるじゃないか。ジェマの嫉妬も肯ける。
読了日:11月02日 著者:デボラ クロンビー
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