10月の後半に、残り2ヶ月で読了したい本を並べ立てたんだが・・・・
だいたい、自分の思った通りに行動出来る自分なら、今の自分にはなってないよな!と開き直ってはっはっはー!!!と呵々大笑したいところだ。(10月の記事はこっそり削除した。)
ミュシャ展に行って高尚な気分に浸ったのも束の間、ついうっかりBLの沼に溺れてしまった。
BLに限らずなんだけど、私はこれまで、ちょっと、ラノベを舐めていたね。
本屋が減ってるとか、出版業界の斜陽とか、オールドメディアが廃れつつあるだけなんだな。書きたい人も読みたい人も相変わらず沢山いて、野の花は百花繚乱じゃないか。
そんな気づきを得た、今日この頃。でもそろそろ、私を待っている積読本の方に戻らなければ。なにしろ、浮気してばかりで、今読んでるマーダーボットが進まないったら。。。。
今日から師走です。
読んだ本の数:12
読んだページ数:2538
ナイス数:496
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超絶有能検査技師森井君が、米国に渡る円の後を継いで慶楼大学のラボへの移籍を決意。自分が去った後の病理検査室を支えるべく、後任の育成に着手!・・・・するも、沈没(笑)「死にてえ・・・」が笑えないが、笑える(笑)だけど、下手くそな言葉じゃなくて、これまでの努力の足跡をきちんと見て、残したものを受け取ってくれるものはいる。教授と岸先生師弟も胸アツです。このシリーズ、終わりそうで終わらない。どこまで行くんだろうね。(期待)
読了日:11月29日 著者:恵 三朗
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乙嫁も15巻。ヘンリーが乙嫁タラスを伴って英国に帰郷。しかし『原住民』とタラスを侮蔑するヘンリーの母。もっとタラスを気遣ってやれよ!ヘンリ〜〜!と思うが、タラスさんは自然体。おっとり者同士、ヘンリーを好ましく想っているよう。あの人が幸せになりますように。
読了日:11月22日 著者:森 薫

ウィリアム・モリスのパターン集。表紙の銀箔がものすごく美しいです。定番の柳のモチーフがやはり好き。
読了日:11月20日 著者:海野 弘
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で、続きはKindle分冊版で。とりあえず最終巻のみ登録しておく。一冊にまとまったらそれも入手すると思う。皇帝ラシッドの妻(皇后)となっていた主人公イルハリムが攫われて、隣国の政変に巻き込まれる。陵辱されまくりの強姦されまくりで、ツラい描写は流し読みになったが、とにかく汚されても汚されても嫋やかで強く清いイルハリムの愛が報われるまで。まあ、皇帝が良い漢だよ。この二人、言葉が足りなくてイルハリムの思い込み(誤解)でだいぶ損しているが、まあ、そういうキャラクターだしな。
読了日:11月18日 著者:ごいち
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Kindleアンリミだったので興味本位で読んでしまったんだが・・・。いやこれがなかなか大したもの。実は再読。こーいうのにBL(ボーイズラブ)ってほんとどうなの?明らかにボーイズじゃないんだけど?ってそういうところに未だに引っかかっているワタシ(^^ゞ 宦官ってところですでに背徳感満載だが、これがもう、淫靡というかエロ濃いというか。まさに官能小説。SEX描写はちょっと読み疲れて途中斜め読み。しかしこの作者ごいちさん。物語の才がある。活動しているアルファポリスで他の作品も読んで来たが、大河ドラマ級だった。
読了日:11月17日 著者:ごいち
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姫子さん、13才。少し髪が伸びたし背も伸びてる? 鉄軍曹をほっておかない文治サマも偉い。「だってここには危険なんてないでしょう?」の真意は「文治さまがお近くにいるから安全なの」だと思ったんだが、鉄は「あなたの事も信じてますよ!」だと誤解したな。姫子さん、罪作り〜♪ さて、2年後に結婚する二人。だがその前にシベリア出兵があるんだったよね。心配。。。
読了日:11月16日 著者:長蔵 ヒロコ
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ミュシャが生涯をかけた大作『スラブ叙事詩』。門外漢には、詳細な解説でスラブ民族の歴史や、ミュシャが何を表現しようとしたのか、何を訴えようとしたのかの丁寧な解説がありがたい。全20枚の大作と、それに連なるスラブ、チェコをモチーフとした作品。祭壇画やステンドグラス。ミュシャのポスター絵画しか見たことのない方(つい先日までの私。(^^ゞ)にぜひ、観てほしい。2026年にプラハにスラブ叙事詩を高級展示する美術館が完成するらしい。いつか実物を見ることができたら!
読了日:11月10日 著者:千足 伸行
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仁茂田もにさんは良い小説を書く作家さんの一人。才能を感じる。この作品はつい最近までアルファポリスで公開されていたので、そちらで一度読了している。オメガバースBLとしてはちょっと異色。アルファが売れない画家で、オメガのヒモ(言葉が悪いね。スマン)ってところがすごい新鮮だ。喪失の絶望すら絵の糧になることを願う主人公の律の我の強さも異色。絵を通してしかコミュニケート出来ていなかった人間関係が不得手の二人が、お互いを失った長い時間を経て、やっとお互いに向き合い、そして二人は幸せになった。良かった。
読了日:11月10日 著者:仁茂田 もに
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ミュシャは何冊かのデザイン教本も作成しており、それらも収録されている。デフォルメされた植物モチーフのボーダーやフレームも、繊細かつ正確なデッサンから生み出されているのだ、と納得。ああ、絵を描きたいけど、もう頭でっかちになっちゃって、思うさま描けないだろうな、と思った今日。
読了日:11月04日 著者:千足伸行
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とにかく美しい。フランスで才能を発揮し、祖国チェコの独立を支持し、チェコスロヴァキア独立後は、祖国で制作活動に従事したミュシャ。壮大なスラブ叙事詩も収録されている。数々の希望、戦争、犠牲が描かれている。その後の東欧の歴史を、ミュシャはどう思うだろうか。
読了日:11月04日 著者:千足伸行

舞台は明治後期。開港以来発展を続ける港横濱。江戸時代から続く御庭番の家系の義母に育てられた明彦は、アメリカで本場の探偵術を身に付けて帰国。義理の叔父がいる横濱で探偵事務所を始める。異国情緒ある横濱の風情が懐かしい。しかし繁栄あるところには陰もある。人心の裏に跋扈する犯罪組織と、陰のある美しい女もとい青年。主人公の明彦の性格が良い。決して明るいだけではないのだが、どこか突き抜けている。軽妙洒脱ながら情に深いが、流されない。複雑な生い立ちのミツとの会話も良い。これまでの作品とはやや味わいが違って良かった。
読了日:11月01日 著者:三木 笙子
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