著 者 庵野 ゆき
出 版 東京創元社 2025年3月
文 庫 336ページ
初 読 2025年10月11日
ISBN-10 4488524109
ISBN-13 978-4488524104
読書メーター https://bookmeter.com/reviews/130868542
新たな竜の登場に、竜の医師団の面々だけではなく、私だってワクワクだったんだけど。
しかし飛来した若い竜は、なんと古老ディドウスの巣に直滑降したかと思うと、孵化直前の卵を置いて遁走、なんと最長老のディドウスおじいちゃんは捨て子ならぬ托卵されてしまったのだった。
子供も孫もひょっとしたらひ孫も大量にいるはずのディドウスとはいえ、最後の子だったドーチェだって、生まれたのはなんと2000年前! もはや自分が動くのも面倒くさいディドウスおじいちゃんが、よっこらやっこら、仔竜の子育てをすることになるとは!
この仔竜に先天性の障害があり、老竜しか治療したことのないカランバスの竜の医師団は右往左往する。竜の主治医のニーナ氏は、チューダを手放さず、竜の小児科をカランバスに招致しようと苦心惨憺するが。
なんと言っても仔竜のチューダが可愛い。その仕草、可愛さ、やさしさに頬が緩む。
今回の医療テーマは先天性関節脱臼と◯◯◯。仔竜の治療法の開拓のために、リョウの移植された竜の目をダシに、ニーナ氏ともどもイズルに入国することが認められ、次巻へGO!
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