著 者 ハンス・ウルリッヒ・ルデル
翻訳者 高木真太郎
出 版 学研M文庫 2002年2月(初訳は 1982年朝日ソノラマ『急降下爆撃』)
初 読 2017/11/11
【ハンス・ウルリッヒ・ルデル】
1916年 旧ドイツ領シレジアに生まれる
1936年 ドイツ空軍に予備将校志願者として入隊、スツーカ隊を志願
1943年 1000回の作戦遂行に成功
1944年 2100回の作戦遂行に成功
1945年 金柏葉封建ダイアモンド付騎士鉄十字章受賞
1982年 旧西ドイツのローゼンハイムにて死去
この人の略歴については、私が書くよりも、エンサイクロペディアを読んだ方が面白い。ルーデル閣下の顔写真もある。
記事はこちら。エンサイクロベディアにあるまじきことに、事実が書いてあるらしいぞ(笑)
さて、「鷲舞」を読んで騎士十字章を調べているうちにこのお人を知る。どんな困難な時代や社会の中にも「凄い奴」はいるもんだ、とただただ呆れ(いや、感心)させられた。高いところから飛び降りるのが大好き(?)。とんでもない反射神経。恐れを知らない性格。身体的苦痛よりも行動したいという衝動が勝る。とにかく多動。エネルギー過多。そして溢れる人間的魅力。彼はひょっとすると今でいうところの多動型のADHDだな。あの時代だったからこそ輝いた幾人かの一人に違いないが、もちろん、こういう活躍の場がないほうが平和で望ましいに違いないのだ。
「みずからを価値なしと思うもののみが、真に価値なき人間なのだ!」
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