2020年5月24日日曜日

0200 鉄の竜騎兵: 新兵選抜試験、開始

書 名 「鉄の竜騎兵: 新兵選抜試験、開始」 
著 者 リチャード・フォックス 
翻訳者 置田 房子 
出 版 早川書房 2020年4月 
初 読 2020/05/24 


 ううーむ。『宇宙の戦士』の二番煎じ感がどうも拭えない。ストーリー立ては、『宇宙の戦士』だし、装甲は鈍色ガンダムなイメージだし、操縦機構はエヴァンゲリオンで、首の接続プラグは攻殻機動隊だ。ついでに言えば、テンプル騎士団風なのはFSS。しかもオマージュと言えるほど洗練されてもいない。世界観=宗教観?もなんというか、別段新しくものないし、泥臭い、ていうか、まるで聖書を再解釈した新興宗教っぽい薄っぺらさがある。。。。。。同じような本歌取り的な作風でも、『帰還兵の戦場』を読んだ時の印象とはずいぶん違う。あちらは素直にオマージュだと受け入れられたのに。違うのは完成度か?
 ラストがちょっと思わせぶりで、次に何が起こるのか、と思わないでもないけど。なあ。。。これから大化けしてくれるのか??? ついでながら、サブタイトルの二番煎じ感も。「新兵選抜試験、開始」 とかもう止めようよ〜。恥ずかしいよ〜。


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