著 者 ジェフリー・ディーヴァー
翻訳者 池田 真紀子
出 版 文春文庫 2005年12月
初 読 2017/12/24
素敵な表紙とタイトルからなんとなくロマンチックな短編集を連想して読み始めたのだが、中身はいつものディーヴァー。全編犯罪まみれ、登場人物は悪人と極悪人と善人少々。
裏切りとどんでん返しの応酬で、読み終わるころには弱冠人間不信になるのは必至。いつ何処で騙されるか、と警戒しながら読むのに、ええーそこですか?となる。(笑)
中でも『三角関係』はびっくりした。あとから考えれば単純な引っかけなんだけどね。
普段短編は余り読まない。しかし、これは厚さの割にサクサクよめて、とても面白かった。中に、ライムシリーズの短編が入っている。このタイトルが「クリスマス・プレゼント」これはファンにとっては、まさにクリスマスプレゼントな掌編。実際登場するクリスマス・プレゼントは背筋に冷や汗ものだったんのだけど。
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