書 名 「どこまでも食いついて」
原 題 「Gator Bait」2014年著 者 ジャナ・デリオン
翻訳者 島村 浩子
出 版 東京創元社 2022年10月
文 庫 352ページ
初 読 2022年10月15日
ISBN-10 448819608X
ISBN-13 978-4488196080
読書メーター https://bookmeter.com/reviews/109585940
今回もシンフル時間を楽しむ。本一冊で二日間くらい?しかも、前回ラストの翌朝からスタートだ。そう考えると、フォーチュンがシンフルに来てから1ヶ月が経過しているのがむしろ奇跡のよう。
しかも今作は、ついに!やっと!ラブラブになったカーターの危機、ときた。
恋するフォーチュンがなかなかの男前です。カーターのベッドサイドでしっぽりするシーンが度々差し込まれるせいか、ドタバタは全体的には大人しめ・・・・かな。
バイユーに沈んだカーターの(保安官事務所の)ボートの隣に沈んでいた、もう一つのボート。カーターは一体デートの最中になにを見たのか、そして何に気付いたのか。
脳震盪の後遺症で肝心かなめの記憶が思い出せず、それなのにカーターにさらなる危機が迫ってくる。愛する男に手をだされて、黙っているフォーチュンではない。・・・ないのだが。
フォーチュンとアイダ・ベルだけならそこそこのハードボイルドも決まりそうなんだけど、そこをドタバタと引っかき回すガーティおばあちゃんの存在感!それでも今回はフォーチュンがけっこう決まってました。
前作で登場したビッグとリトルのマフィア兄弟も再登場。なかなかよいキャラです。
フォーチュンの身分偽装を守るためには、皆殺しにしてしまうのが一番都合が良いんだけど、それって武器商人の理論と同じで笑。関係者3人もどさくさに紛れて殺されてしまって、ちょっとライカー捜査官が気の毒な気分になりました。
それにしても、どうしても気になるんだけど、フォーチュンのエクステンションって、カーターが頭頂部にキスするくらい接近しても、バレないものなの?
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