2台のカメラで、朝、ちゃんと起きたかな、薬は飲んだかな。薬の袋は定位置にあるかな。ご飯は何を食べたかな、そもそもご飯を食べたんだろうか、デイのお迎えは来たかな・・・・などど見守りつつ、リアルタイムで不穏な動きを目にすれば、エスカレートする前に電話をかけて気持ちを逸らしたり、朝起きてこなければ、目覚まし代わりにカメラのベルを鳴らしたり。朝、なかなか寝室から出てこなければ、寝ている間に熱中症になっているのでは、と心配し、電話を鳴らしても出ない!と思ったら、電話のコンセントを抜かれていたり(!)する。
スマホ画面で母の姿を探すが、当然のことながら死角の方が多いので、動向がわからないことも多々ある。そんなとき、もう一台カメラを増設しようか・・・・と、本気で考える。
コンセントの位置と居間の大体をカバーできる設置位置を考え・・・・。そして次に行ったら設置してこよう、と本気で思うのだけど、いざ、家にいって見ると、自分の行動がなんとなく異常・・・というか異様に感じられて、結局Webカメラの増設はまだしていない。
(いや、すでに2台設置してるんだから、さすがに3台目はやり過ぎだろうよ!と自分で自分にツッコミをいれる。)
なんというかーーーーー、いくらカメラで見守っていたって、できるのは「見守る」ことでしかない。とっさに助けられるわけでもなし、ましてやリアルタイムでいつも見ていられるわけでもない。結局は、介護する側の自己満足でしかないよな。
出来ないことが多いのは、別々に暮らしている以上仕方がない。100%の安全も、100%の安心もない。ついでにいえば、客観的な安全や安心が、必ずしも本人の主観的な幸福につながるとも限らないし、QOLの高さと寿命の長さもイコールではない。安全の確保が、本人の自己不全感を助長するのは、結局は良い結果につながらない。
それはそうなんだが。
この夏の暑さは、さすがにビビる。
行動の「見守り」とともに、室温の監視とエアコンの遠隔操作もしているが、これ、失敗したらマジで命に関わる。
母は、エアコンが始終稼働しているのが気になってしまって、なんとか電源を切ろうとする。エアコンを設置するときに、設置業者にコンセントは埋め込みにしてくれ、と依頼したのに忘れられてしまい、一箇所はあとから直してもらったが、メインのリビングのエアコンは結局コンセントが抜き差し出来る状態での設置になってしまった。それで様子を見たが、すぐに、母はコンセントを抜いてしまうようになった。なお、リモコンは、はなから母の家には置いていない。
(以前、エアコンを付けずに猛暑の室内にいたことがあったが、その後、エアコンを使うように言っても、真夏に暖房運転になっていたりして、リモコン操作はさせられなくなっていた。)
この置き書きは3代目。 だいぶ書き方が雑 |
この連日の暑さ。
こちらのスマホからの遠隔操作にエアコンが反応しなくなったら、とにかく駆けつけるしかない。
考えうる原因は、
① エアコンのコンセントを抜かれた。
② Wi−Fiルーターのコンセントを抜かれた。
③ 何らかの原因で、Wi−Fiとエアコンの接続が切れた。
④ ブレーカーが落ちた。
現在は、Amazonで購入したコンセントカバーをやはり強力接着し、蓋が開かないように、ビニールテープで更にぐるぐる巻きにし、それを壁にさらに接着!という状態。そこまでしてようやく、「これは抜いちゃいけないのよね?」と母が言うようになった。
だがしかし、課題はまだある。
エアコンの室内機が稼働しているのは、なんとか受け入れているようだが、ベランダにある室外機が常時稼働しているのが、母は、気になって気になって仕方ないらしい。エアコンの室内機が動いているときには、室外機も動いているのだとは、もう理解はできていない。
さらなる破壊行為に及ばないことを祈るばかりである。
スマホの操作画面 |
(左の画面中の室温温度28.1℃と表示されているが、実際にはまったくこの室温にはなっていない。おそらくエアコン本体に設置されている温度センサーが、エアコン本体の位置の温度を感知しているために、こういうことになるのだろう。)
それにしても、人一人の健康や生命が、自分のスマホのコントロールにかかってるなんて、責任重大すぎて、正直いってイヤだ。
警備会社の高齢者の見守りサービスなどもあるが、室温管理に特化したサービスは商機があるんじゃないか、とか考えてしまった。いやだがしかし、自分の親一人でも、そんな責任を負うのはイヤなのに、それを商売にするなんて、気がしれん。ナシだな。(ワタシ的には。) 誰かこれで起業してくれたら、顧客になってもいい、とは思う。
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