またしても、認知症高齢者の日常生活の脆弱性を突きつけられる。
金曜日に関東に最接近した台風7号は、当初の想定よりも進路をやや南に取り、東京・神奈川は大きな被害は無かった。それにしても進路上であった島しょや千葉の方は、被害が出ていないと良いが。。。
・・・というのは結果論で、実際、台風の進路予想図を睨んで、ずいぶん気が揉めたのが事実。それでも、金曜日はデイサービスがある。だから日中は大丈夫!と思いきや。
前日の木曜日にデイサービスから電話が掛かってきて、「明日はどうなさいますか?」ですと???
へ?っと聞き直すと、お天気が悪くて足元も危ないので、お休みされる方もいるので、どうなさるかと・・・・って、暗に休んでくれって言われているのだろうか・・・・
再度聞き直すと、どうやら、我が家以外のデイの利用者は、全員デイサービスをお休みされるとのこと。・・・・それ、誘導しなければそうはならないのでは。
「いや、ウチはデイにお願いしようと思ってますけど」
こっちだってエッセンシャルワーカーの端くれだ。台風がくるなら、むしろ非常時を想定して出勤する必要があるし、万が一、母の自宅が停電やら断水したとしても、電車が止まって駆けつけることができない、ということになりかねない。
認知症の母は、突発的な出来事には対応できないから、もし自宅で一人でいるときに、停電したり、強風で窓ガラスが割れたりしたら、パニックになるだろうし、台風の最中に外に出ようとするかも知れないし、どんな事故につながるか想像も付かない。
前日の電話の時点では天気予報でも、台風が最接近するのは、翌日金曜日の正午前後の予想だったこともあり、
「朝はまだ、最接近はしていないし、夕方帰る頃には、予報ではもう通過してますよね?」(それでも休むんかい?)と、やや語気強めになってしまった。(実際には、台風はとても進むのが遅かったので、そうはならなかったんだけど。)
「私は仕事休めないし、何かあっても駆けつけられないので、ウチは明日もデイサービス利用しますので、よろしくお願いします!」とお願いしました。
そんなこんなで、デイを利用したのはウチの母だけ。職員と一対一だったらしい。
日頃、すごく良くしてくれているデイなので、今回のことは一体どうした?とちょっとびっくりした。職員さんが遠方から通勤しているのかな?
他の利用者さんも、独居の方はいらっしゃらないのだろうか?家族の方は仕事を休まれたのだろうか? と人ごとながら心配したり。
翌日、たまたまケアマネさんとの月いちの打ち合わせだったので、前日の件を話したら、ケアマネさんも「他のデイも普通にやってましたけどねえ」と小首をかしげていた。
まあ、何事もなくて良かったです。
写真は、母の家で見つけた「頭脳の健康のための」サプリメント。調べたら1瓶10000円也(税別)。なんだかなーの逸品である。 絶対に効く気がしない。このほかにも、いろいろと通販にハマってたんだな、というものがいくつかある。まあ、自分のお金をどのように使おうが、良いのだけどね。あ、でも、某マイナーな美白系化粧水は、効果あったのではないかな。母は未だにシミ一つないキレイなお肌をしている。
そのほか、「数独」も「読書」も認知症予防にはならないと確信している。ウチの母は、未だに読書しているからね。
5分前のことは忘却するのに、なぜ読書ができるのか、どんな読書になっているのかは謎。
読書に勤しむ母を見ていると、なんだかもの悲しくなってくるのだけど、本人が好んですることがあるのは良いことだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿