2019年2月16日土曜日

0162 悪魔の赤い右手  ー殺し屋を殺せ 2

書 名 「悪魔の赤い右手 ー殺し屋を殺せ 2」 
著 者 クリス・ホルム 
翻訳者 田口 俊樹 
出 版 早川書房 (2019/2/6) 
初 読 2019/02/16 

 だらだら読みだったせいかもしれんが、何時までも序盤のような感じのまま、気付けば終盤まで進んでしまい。
 いよいよ始まったか?ってところで敵がまさかの旧友とか、ベタ過ぎだ。コートみたく行き当たりばったりでも圧倒的不利を凌げる驚異の戦闘力があるわけでもなし、ヴィクターみたく「仕事の成果は段取りが9割(暗殺者編)」みたいな偏執的な周到さがあるわけでもない、どことなく素人っぽいヘンドリクス。
 うーん。丁寧に書かれた作品ではあるんだが、大化けを期待した自分の期待値が高すぎたか?でもまあ、ラスト50ページは十分面白かった。
 でもでも、オブライエンが気持ち悪い。捜査上の対立も、すぐに二人の痴話喧嘩になってぐずぐずベタベタ。レズだから、というのではなくて、とにかく公私混同甚だしいのがダメだ〜。前作でも感じたが、このレズ設定ホントに必要なのか?こういう細かいところからリアリティが削げていくんだよな〜。
 総じて漫画だったらこの程度でも面白く読めるのに、なまじ文章なだけに・・・・。ああ、全然褒めてない。でも、ラスト50ページは面白かったよ!この作品がイマイチなんじゃなくって、グレイマンとパーフェクトハンターがパーフェクト過ぎるんですよ。

0 件のコメント:

コメントを投稿