2020年9月22日火曜日

氷川丸に逢いたい

霞ならぬ、活字を喰って生きていきたい今日この頃。
そうはいっても、淡麗グリーンラベルと、リーマンの影響ですっかりお気に入りになった“ホースネック”は捨てがたい。
上半期の仕事を一段落させたら、横浜港に、氷川丸に逢いにいこう。
第二次大戦前に建造され、太平洋航路を200回以上も渡った日本郵船の貨客船で、戦争中は病院船として働き、3回触雷しても遂に沈まなかった、ジャパニーズ・ビューティーである。

私の子供時代には、なぜか船体が緑色に塗られていた。(宮崎吾朗監督の「コクリコ坂」にもちらりと緑色の氷川丸が登場する。)
今は、元々の黒い船体に白いライン(煙突には赤白のライン)の「郵船カラー」に再塗装され生まれながらの姿を取り戻している。
なぜか私は、子供の頃からこの船が好きで、忘れがたい。

子供の頃、何回か船内を見学しているが、その当時、もうスクリューは取り外されている、と解説を聞いたような記憶がある。もう動けないんだ、、、、と子供心にも船が哀しく感じられたのを覚えている。当時は船体がヘンな緑色に塗られていたので、それも残念だった。船の魂はまだここにあって、もう航海できないのを悲しんでいるような、ね。
郵船カラーに塗り直されたのはずいぶん前のことだが、このニュースを知った時には、嬉しかったものだ。

氷川丸の情報はこちら→ 日本郵船氷川丸



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