原 題 「Soldiers of Fortune」2015年
著 者 ジャナ・デリオン
翻訳者 島村 浩子
出 版 東京創元社 2023年8月
文 庫 336ページ
初 読 2023年9月24日
ISBN-10 4488196098
ISBN-13 978-4488196097
読書メーター https://bookmeter.com/reviews/116342334
著 者 ジャナ・デリオン
翻訳者 島村 浩子
出 版 東京創元社 2023年8月
文 庫 336ページ
初 読 2023年9月24日
ISBN-10 4488196098
ISBN-13 978-4488196097
読書メーター https://bookmeter.com/reviews/116342334
ワニ町6冊目。しかし、原作は25冊くらいあるらしいので、まだ先は長い。(ん?原作は25冊で完結してるのか?それともまだまだ続くのか?)
今回も、前作の直後からのスタート。1作目の白骨死体発見からまだ2ヶ月たっていない。カーターとはやっと恋人関係に昇格したところ。前作で負傷したカーターはまだお母さんの監視のもと、静養を余儀なくされている。それなのに、7月4日独立記念日のお祭りのその日、シンフルの街にほど近いバイユーの島で覚醒剤密造工場が大爆発し、カーターの叔父ウォルターの頭めがめて誰かの足が飛んでくる・・・・・
町長選挙の結果、沼地三人組の宿敵シーリアが町長に当選し、最初にやったのは保安官の解任と自分の息のかかった新保安官の任命。保安官助手のカーターはいまだ傷病休暇中。シンフルの町から治安維持力も捜査力も激減しているとあっては、三人組は出番とばかり腕をまくらないわけにはいかず、そこに街の土着マフィアのヒバート親子も地元の浄化のために参戦。もう、序盤からワックワクである。
お笑いのツボ的には、ガーティが相変わらずかっ飛ばしている。そして今回はヒバート一家の用心棒マニーが格好良くて好き。マニー主役でスピンオフ書いてくれないかしら。
ああ、あと、ザリガニを庭で大鍋で茹でるケイジャン料理が出て来ましたね。ジャガイモ、トウモロコシも同じ鍋に投入してゆであげる。読んでると、伊勢エビくらいでかいザリガニな印象でしたが、きっと普通のアメリカザリガニだろうな。
これは、我が愛するユニオン宇宙軍駆逐艦艦長のマックス・ロビショー少佐のなつかしき故郷の味。世界はルイジアナでつながっている?(もちろん、殺し屋ケラーさんも、ルイジアナ在住。やんちゃでイケメンな民間軍事会社社員の故郷でもある。)人類の魔境。それがルイジアナ(笑)
さて、巻末の解説によれば、次作はついにフォーチュンが身バレするらしいぞ。