著 者 ユーコ
出 版 KADOKAWA 2026年10月
単行本 386ページ
初 読 2026年10月14日
ISBN-10 404500243X
ISBN-13 978-4045002434
読書メーター https://bookmeter.com/reviews/138460848
前作で、王太子を助けて愚鈍な国王と奸臣ギール候一般を退けたリーディアとアルヴィンは、自領の南部ゴーランに帰郷・・・のハズだったのに。どうにもアルヴィンは厄介事を背負い込む癖がありそう。リーディアにはナイショで、北の王国シデデュラと国境を接する北の辺境伯領の戦争を回避するために、かつてはゴーラン領で、50年前に王家と結託したギール公家に奪われた港町ベラフの復興を請け負っていた。といっても、ただの街の復興ではない。かつて栄えた港町は、海の魔物クラーケンに襲われて壊滅し、今ではトルクというセイウチににた魔物(クラーケンのエサになる)と、クラーケンが跳梁跋扈する忌地になっている。ベラフの復興とは、クラーケンの食料となるトルクを駆逐し、クラーケンを狩ることを意味した。つまるところ、死闘である。
新婚早々かつて(=怪物クラーケンとの闘い)に、委細は妻に内緒で赴くアルヴィンと、なかなか帰ってこない夫に痺れを切らすリーディア。リーディアは、ベラフに乗り込むが、そこにいたのは、乏しい軍糧で腹ぺこなゴーラン辺境領の騎士たち。そしてあるのは広ーい宿屋の厨房と、海の魔物トルクの肉(笑)。兵舎の厨房を乗っ取って、夫アルヴィンの承諾より先に、トルク肉料理で兵たちの胃袋をゲットする領主の妻リーディアである。
偶然の一致で、この本の前に読んだ「捨てられ公爵夫人」もこの本も、キャラメルを作る描写があるのだが、少し手順がちがうのが面白い。
この本読んでると、色々煮込み料理を作りたくなる。そんな訳で我が家のその日の食卓も秋の味覚のシチューと相なった次第。
偶然の一致で、この本の前に読んだ「捨てられ公爵夫人」もこの本も、キャラメルを作る描写があるのだが、少し手順がちがうのが面白い。

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