原 題 「The Little Sister」 1949年
著 者 レイモンド・チャンドラー
翻訳者 清水 俊二
出 版 創元推理文庫 1959年6月
初 読 2018/07/24
読むのが長引いたせいか、自分が疲れていたせいか、ストーリーに没入出来ずやや辛い読書になってしまった。3人の女が代わる代わるマーロウに絡んでくるが、次々と出てくる登場人物との相関が複雑で、なかなか読み解けない。いちばん悪い(かわいい)女は誰?猫の目のように表情をかえる女達に、マーロウ共々翻弄された。もうちょっと余裕のあるときに再読したい本。それにしても毎度、なぜマーロウが殺されないのか不思議。タイトルの「かわいい女」は誰にとって?ラガーディ医師にとって、だったのか。もっとも、原タイトルはLittle Sisterだった。 「愛しき女」がムース・マロイにとってだったように。そういえば最初は「兄を探して」という兄思いの可愛い妹から始まったのだった。もっとも「手に負えない女」はみんな、マーロウにかかったら「かわいい女」に変換されるのかも??
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