原 題 「The Lady in the Lake」1943年
著 者 レイモンド・チャンドラー
翻訳者 清水 俊二
出 版 早川書房 1986年5月
初 読 2018/07/26
最後の2行目までは本格ミステリー。最後の1行でハードボイルドになった感じです。どんでん返しも王道で好みでした。
毎度ハラハラさせられるマーロウ、今回も後頭部を強打されて昏倒。毎回、後遺症もなく生きているのが不思議だ。パットンがいい味出してる。
タイトルからもう、湖に女が沈んでいるのはお察しだし、あとは発見のタイミングと誰が沈んでいるのかの問題。
そして身長・スタイル・髪の色や髪型が良く似ている女が二人、とくれば、どなたかも書かれていたけど、これはもう、入れ違いになっているに違いない。そこまで分かっていても、やっぱり謎解きが面白い、本格ミステリーな仕立てだった。でも、最後の1行できっちりハードボイルドに持ってくるところがさすがの巨匠。
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