読んだ本の数:5
読んだページ数:1853
ナイス数:778
前月に引き続きヴァクスを読んだ7月。結構重めなので丁寧めに読んで、コミックを除けば実質4冊。最後にちょっと浮気して『さよなら、シリアルキラー』に着手したが、先週の仕事疲れで寝落ちすること数回にして読了ならず。この年で徹夜仕事は無理です! 東京はオリンピックが始まり、コロナ感染は4000超え、ウイルスは変異株との戦いの様相。自粛要請しかすることがないのか、とか批判するマスコミにもツイートにも、もううんざり。強制的に禁止されりゃあもっと怒り狂うくせにねえ。新型感染症は、社会免疫獲得と、ウイルス変異との競争です。そしてスポーツも感染予防も、自己との戦いです。淡々と、マスク、うがい、手洗い。扇情的な報道や書き込みに釣られない。エビデンスは自分でできるところまで自分で確認。こんな時だからこそ、世の中に不満や怒りを振りまかない。人生に必要なのは愛とユーモア。と、読書ね。本さえ読めれば緊急事態宣言も苦にならないのが助かります。
ナイス数:778
前月に引き続きヴァクスを読んだ7月。結構重めなので丁寧めに読んで、コミックを除けば実質4冊。最後にちょっと浮気して『さよなら、シリアルキラー』に着手したが、先週の仕事疲れで寝落ちすること数回にして読了ならず。この年で徹夜仕事は無理です! 東京はオリンピックが始まり、コロナ感染は4000超え、ウイルスは変異株との戦いの様相。自粛要請しかすることがないのか、とか批判するマスコミにもツイートにも、もううんざり。強制的に禁止されりゃあもっと怒り狂うくせにねえ。新型感染症は、社会免疫獲得と、ウイルス変異との競争です。そしてスポーツも感染予防も、自己との戦いです。淡々と、マスク、うがい、手洗い。扇情的な報道や書き込みに釣られない。エビデンスは自分でできるところまで自分で確認。こんな時だからこそ、世の中に不満や怒りを振りまかない。人生に必要なのは愛とユーモア。と、読書ね。本さえ読めれば緊急事態宣言も苦にならないのが助かります。
モーメント 永遠の一瞬 15 (マーガレットコミックス)の感想
最近少しダレてる?って思ってたけど、凄く良かった!雪の成長や両親との関係、お母さんの成長、諸々。(おそらく)第一次チーム・ユキの結成。たぶんこれからあと一山、二山はあるんだろうけど、(何しろ、バンクーバー五輪のあとのソチ五輪が本番だから)とにかく、これまでの長ーい助走がいよいよ本格的に走り始めた感じ。これは、作者槇村氏になにか転機があったのかも?と勘ぐりたくなるくらいの、筆のノリ。面白かった〜!
読了日:07月23日 著者:槇村 さとる
凶手 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 189-7))の感想
非常〜に感想が書きづらい。ノワールっちゃあノワールだが、それだけではない。初めから持つことを許されなかった人間が、如何に悲しい存在なのか。それを作品の全存在で語り尽くしている。言語、情緒、視覚などの歪んだ発達は幼少時からの被虐の影響を示しているじゃないか。自分の中の静かな場所に逃げ込むことができるのも苦痛から逃避するための解離症状だ。不運な育ちの人間が生きていける場所は暗黒街しかなく、できることは殺ししかなかった。たった一人の女性を追い続けることが「愛している」ことであると自分では知ることもできなかった。
読了日:07月22日 著者:アンドリュー・ヴァクス
サクリファイス (ハヤカワ・ミステリ文庫)の感想
凄惨な虐待を受けた結果、多重人格となって赤ん坊2人を殺した9歳のルーク。ルークが受けた虐待を、バークは我が身の記憶でなぞる。ルークの扱いを巡りウルフとリリイが対立。バークはルークの両親を裁くためウルフと協力するが、法の裁きに服させることができないと分かり、ファミリーと共に私的制裁に動く。だがその結果、バークには思いもよらなかったことが起こってしまう。バークの内面の虐待された幼子の魂も危機に陥る。バークシリーズの転換点となる本作。ここから、バークは大きな負債を背負って生きて行かねばならなくなるのだ。
読了日:07月17日 著者:アンドリュー ヴァクス
ブロッサム (ハヤカワ・ミステリ文庫―アウトロー探偵バーク・シリーズ)の感想
インディアナ州で起きた連続アベック銃撃事件。バークのムショ仲間だったヴァージルの親戚の少年に容疑がかかる。兄弟のために真犯人探しに乗り出すバークは、犯人像として、幼少時の被虐体験が原因で人格が歪んだ、殺人行為がきっかけとなる異常性欲を持つ孤独な青年像を想いうかべる。かつての被害者が今は連続殺人犯。しかしバークはそんな犯人に治療と更生の道を用意してやるわけではない。とうの昔に一線を超えてしまった人間には、それなりのケリの付け方しかないが、バークにそれを出来るのは彼が同じ側のサバイバーだからである。
読了日:07月11日 著者:アンドリュー ヴァクス
ハード・キャンディ (ハヤカワ・ミステリ文庫)の感想
ベルを喪って心が惑うバーク。虐げられた者を守ろうとする行動は則を越えて、もはや誰もがバークを殺し屋だと見なしている。怪物ヴェズリイがいう。「どうしようもないやつらがいるもんだ、バーク。だが、おまえは盗人なんだ―――早く本職に戻るんだな」 合わせ鏡のようなバークとウェズリイ。バークはウェズリイのようになりたかった。だが、人間は結局自分以外の人間にはなれないもの。バークの弱みや甘さは彼自身である証拠、そして一方のウェズリイの方も、きっとバークになりたかったのだろうな、とも思う。
読了日:07月04日 著者:アンドリュー ヴァクス
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