著 者 ジェフリー・ディーヴァー
翻訳者 池田真紀子
出 版 文春文庫 2008年10月
初 読 2018/05/03
これまでのシリーズで一番面白いかもしれない。という予感がする。
初めから犯人が割れているのが、不安(笑)。この人じゃないんじゃないの?とつい思ってしまうのは、コフィンダンサーの後遺症だ。結構グロい連続猟奇殺人だが、奇術やイリュージョンの味付けのせいか、ボーンコレクターよりはおどろおどろしくないような。奇術やミスディレクションの解説が興味深い。
今回はライムがずいぶんとイジメられて、彼がいじらしく思えてきた。
愛国同盟の事件がね。地方検事がね。。。。気になって仕方ない。
カーラが最後まで元気でいられるのか、ソニー・リーやジェリー・バンクスの二の舞にならないか、心配でしょうがない。そういえば、ジェリーはもう、出てこないのだろうか。どこかで隻腕の刑事に成長して再登場してくれないものか、とまだ期待している。
下巻を少し読み進めた所で、ひとつ考えてみる。
魔術師は、愛国同盟の裁判に焦点をあてたテロから目をそらすための、陽動に利用されている!ってのはどうだろう?
今回は読むのがイヤになるほど証拠リストが長かった。
そもそもこんなに証拠を残していく犯人の迂闊さが不審だったが、だいたい、ディーヴァーはこっちがなんだか迂闊だなあ?とか詰めが甘いなあ、とか思ったところは大概そこがキーポイントになってどんでんが来る。
下巻早々逮捕される犯人、殺される犯人、ええ〜これどうなるの?そう来るか!そしてさらにええ〜っとなって、おおっとお、となって。結構読めたと思ったのだけど、最後のどんでんはなあ。一番感銘を受けたのは、・・・・・いいや、これは書かずにおこう。すみません、途中の読みは大外れでした(笑)。でも今回も面白かった〜。
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