2021年3月1日月曜日

2021年2月の読書メーター

 1月はかなり飛ばしてましたが、2月は重い(いろんな意味で)本に当たり、冊数は振るわず。3月はもう少し楽しく読書しようと思います♪ 逆説的に、つくづく自分は翻訳小説が好きなんだと気付いた2月でした。 
 ガブリエル・アロンシリーズはあと2冊。3月には新刊が出ます。
 現在待たせているパイクとジェントリーをまずは読まねばなりますまい。
2021年2月の
読んだ本の数:6
読んだページ数:1798
ナイス数:935

さらば死都ウィーン―美術修復師ガブリエル・アロンシリーズさらば死都ウィーン―美術修復師ガブリエル・アロンシリーズ感想
やーーーっと読了。シリーズ中ではとても大切な巻なのに、例によって翻訳がまずいです。→https://koko-yori-mybooks.blogspot.com/2021/02/part.html これまでガブリエルの生い立ちが気になっていたが、この巻でだいぶ亡き母との関係が判明した。そして、シャムロンの強引さに振り回されていた感のあるガブリエルと師との関係にも変化の兆しが? ガブリエルがシャムロンに、人殺しはしたくない、とはっきり口にしたのは大きい。だからといってそれが許容されるわけではないのだが。
読了日:02月28日 著者:ダニエル シルヴァ

報復という名の芸術―美術修復師ガブリエル・アロン報復という名の芸術―美術修復師ガブリエル・アロン感想
ガブリエル・アロンシリーズ記念すべき1冊目。だがしかし、翻訳が酷い。詳細はこちら→https://koko-yori-mybooks.blogspot.com/2021/02/blog-post_6.html  ひっそり絶版しているには訳があったのか? しかしともあれ、ハーパーブックスの方のシリーズに繋がる最初の一冊。ガブリエルの過去の事件や、両親のことなど、シリーズを読む上での情報満載。ウージとの初対面や、CIAのエイドリアンも登場。シャムロンが矍鑠としている。翻訳を改めてハーパーから再版希望。 
読了日:02月17日 著者:ダニエル シルヴァ

夜と霧 新版夜と霧 新版感想
強制収容所に収容されたユダヤ人心理学者、という特異な視点から、その様な環境におかれた人間の心理をつとめて客観的・普遍的な視点から記述しようとしたもの。古典的名著であるが、これは1977年版を底本とした新版である。穏やかで慎み深い翻訳となっている。旧版が1947年、解放直後に記されたものであり、イスラエル建国の時期とも重なり、アンネの日記同様、様々なプロパガンダにも利用されたことを、著者は苦しく思っていたとのこと。学術的・普遍的な視点に立ち戻り、改稿されている。著者が語っているように「個人的」で内的な体験として語られていること、そしてここでは敢えて語られていないことにも意識を向けながら読まなければならない。当時ヨーロッパで暮らしていた1,100万人のうち600万人が組織的に、きわめて「効率よく」殺害されたこと。生き残った人々にも様々な困難が残されたこと、など。
読了日:02月10日 著者:ヴィクトール・E・フランクル

告解―美術修復師ガブリエル・アロンシリーズ告解―美術修復師ガブリエル・アロンシリーズ感想
ガブリエル・アロンシリーズ3作目。ナチス3部作2作目。ホロコーストに協力しナチスの戦争犯罪者の逃亡を助けた法王庁、ローマ・カトリック教会に対する告発と、ユダヤ迫害を肯定し、ローマ・カトリックの権威と権益を守ろうとする法王庁内の秘密組織との暗闘。1942年のある重大な事件の調査を手掛けたためにガブリエルの旧友が抹殺された。彼が殺された理由とその資料を追ううちにガブリエルも命を狙われ、ユダヤ人との和解を目指していた新教皇もまた、暗殺の危機に。ガブリエルは教皇を守り、秘密組織に対抗しようとするが。
読了日:02月05日 著者:ダニエル シルヴァ
赤の女 上 (ハーパーBOOKS)赤の女 上 (ハーパーBOOKS)感想
2017年1月頃〜 前作の爆弾テロによる負傷の後遺症で痛む腰をさすりながらガブリエル登場。おかげでガブリエルもだいぶ歳相応に見えてきた。良い記憶のない冬のウィーンでの作戦指揮。例によって陣頭指揮を執っていたが、亡命させる予定だったロシアのスパイが目の前で殺害されてしまう。その上その場にガブリエルが居合わせたことをマスコミにリークされて窮地に立たされる。怒り心頭のガブリエルは怒濤の諜報戦に突入するが、判明したのは、宿敵ロシアの策謀が二重三重に張り巡らされていたこと、そしてある伝説の二重スパイの存在だった。
読了日:02月04日 著者:ダニエル シルヴァ

アンジュール―ある犬の物語アンジュール―ある犬の物語感想
泣く。この胸苦しさを言葉にしたくない。
読了日:02月03日 著者:ガブリエル バンサン

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