2021年11月7日日曜日

装丁の美しい、平凡社刊の『アラビアン・ナイト』5巻揃え

 かつて、書店の店頭であまりにも美しい装丁にうっとりして1冊購入し、いつか全巻揃えたいと思ったまま38年が経過したこの平凡社『アラビアン・ナイト』。同じ平凡社の東洋文庫『アラビアン・ナイト』全19冊の中から、有名な話などを選び、一部翻訳を平易に改めて美しいカラー挿絵と装丁とともに刊行されたものです。

 Amazonマケプレや古書店のネットワーク『日本の古本屋』さん、各種ネットオークションが手軽に利用できるようになって初めて、ついに揃えることができました。いい加減諦めて忘れていたのだけど、ふと思いたって探してみてよかった。

 それにしても38年とは。。。。時の流れるのが早いとはこういうことを言うのだろう。書店の文芸書の棚の、どの位置にあったかまで覚えているというのに。当時のお小遣いがたしか、月に3000円(いや、1000円だったかもしれない。) この本の定価が1800円(当然消費税導入前の話。)
 当時よく買ったな、私。

 今も昔も変わらぬ本への憧れと情熱にわれながら感心する。
 アラビアン・ナイトなだけに、とてもきれいな話し言葉で綴られているこの本は、できれば、時間をつくってゆっくりと朗読をしてみたいと思っている。





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