何とか8月に、ダグラス・リーマンの残り数冊を読み切ろうとして、惨敗。まあ、ラストを飾る予定にしているのは「キールの白い大砲」なので、クリスマスまでに読了できればいいか、とあきらめた。
実家に週2回通うことになって、実家の本棚の前に立つことも多くなり。これだけ頻繁に来るんだから、こっちに本を置いても良いか、と思い、児童文学を中心に数箱、クロネコさんに運んでいただく。おかげて自宅の本棚に若干の余裕が生まれ、ついまた本を買う・・・・という罠に落ちる。
あまりに読書が捗らないので、ついコミックで水増しの悪手に出る。以前から気になっていたヴィンランド・サガを読み始める。私の脳内の世界史空白地帯を埋める11世紀イギリス。デンマークのヴァイキングのイングランド侵攻。現在は1〜4巻。クヌートを引き連れて転戦中。これからデーン族カヌート王のイングランド支配のあたり。
膝と足首が痛くなり、どう考えても体重のせいです。密やかに今年数回目のダイエットの決意をする。
読んだ本の数:8
読んだページ数:1515
ナイス数:490
探花: 隠蔽捜査9の感想
ありゃ。まだ表紙が表示されない。文庫本が出たので入手。表紙は横須賀ヴェルニー公園から見上げた護衛艦いずも、ですね。ところで自然のバラは遺伝的に青色は出せないと思っていましたが、現在は遺伝子操作で青色系のバラが生み出されているんですね。「わかりました。・・・あとは私にまかせてください」「すべて承知しております」「竜崎部長は人を大切になさる方ですから」・・・やっぱり阿久津の世話女房ぶりにニヤニヤが止まらない。
読了日:08月31日 著者:今野 敏
スモークブルーの雨のち晴れ 5 (フルールコミックス)の感想
もう、めいいっぱいBLですがな。大人の(の歳)の恋だけど、どことなく少年ぽいのは、夢を追っているからでしょうか。朔太郎さん、あまり頑張りすぎないように。明るい窓の光に惹かれたなんて、ほんとうに紙一重だったんじゃないですか。静ちゃんは、将来は自分の家を持ちたい、と。そこで一足飛びに「二人で暮らす」ではなく、いつでも来ていいからってところが、ちと寂しいような気もする。
読了日:08月31日 著者:波真田かもめ
猫は日記をつける (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 9-27)の感想
四半世紀ぶりのシャム猫ココシリーズ。この本は二匹のシャム猫の従僕たる主人公クィルの日記風猫語り。シリーズ読者にはほどほどに楽しく、そうでない人には全く無価値な一冊だ(笑)。私はといえば、20数年ぶりに記憶を掘り起こすために役立った。
読了日:08月30日 著者:リリアン・J. ブラウン
ヴィンランド・サガ(4) (アフタヌーンKC)の感想
アシェラッドの出自が明らかに。デーン語だとヤクザで荒っぽいがウェールズ語は高貴な言葉遣い。かつてはケルトの侵略者だったローマ人も、その後混血してローマン・ケルトとなり、さらにウェールズ地方の小国となっている・・・ヨーロッパ史も英国史も弱いが、なんとなく大まかに理解したつもり。これからクヌート王子がどう化けるのかちょっと楽しみ。まだ全然先が見えん。
読了日:08月29日 著者:幸村 誠
ヴィンランド・サガ(3) (アフタヌーンKC)の感想
人間の世界はゆるやかに確実に老いている。あと20年もしたら最後の審判。人間は1000年後も同じこと言ってるんだけどね。500年前の歴史を語るアシェラッドが思いのほか博識。敵でありながら恩師、的なこういうキャラってどの作品に出て来ても魅力的。父の敵と恨みながら、トルフィンはアシェラッドに育てられたようなもん。デンマーク・ヴァイキングのイングランド侵攻1008年。巻末のユルヴァの話で、トルフィンが村からいなくなり、トールズが殺されてから5年経ってると知る。戦場で子供が5年、闘いながら生き延びるとは。
読了日:08月26日 著者:幸村 誠
小公子 (角川文庫)の感想
小公子読み比べ中。この本は羽田詩津子さん訳。シャム猫ココシリーズでおなじみの翻訳家さん。以前に読んだ川端康成の訳よりは格段に読みやすい。比べてみると、川端は結構好き勝手に訳してるな、と思う。こちらの方が格段に丁寧。やっぱり女性の翻訳の方が優しい。まあ、セドリックが良く出来た子なのだが、セドリックを通じて伯爵を操作する(?)エロル夫人にややモヤる。セドリックが良い子過ぎるのもなんなのだが、孤児だったエロル夫人が善良で気品ありすぎなのもちょっとどうなの、と思わないでもない。でもまあ、1886年発売当初から
読了日:08月26日 著者:バーネット
ヴィンランド・サガ(2) (アフタヌーンKC)の感想
トルフィンの幼少時代と父である戦士トールズの話。戦を避けて隠棲していたトールズの元に、かつての戦団の仲間が迎えに来る。掟を破ったトールズは万死に値するが、トールズを殺せる戦士はいない。だからフローキはアシェラッドを使ったのだろうか。父の船に密航?したトルフィンの目前で、父トールズは殺される。トルフィンは幼いながらベルセルクのように、父の復習を誓う。ヴァイキングの話だが、なんとなく日本的だな、と感じる。武士っぽいというか。トールズの最後は弁慶。そうしてトルフィンはアシェラッドに付き従っていくようになるのか。
読了日:08月26日 著者:幸村 誠
ヴィンランド・サガ(1) (アフタヌーンKC)の感想
以前見たネット掲示板で北欧の人から「考証が正確」と絶賛されていたので、いつか読んで見ようと思っていたコミック。『プラテネス』の幸村誠さんの作品だと知った。すでに28巻くらいまで出ている。ヴィンランドとは、ヴァイキングの伝説の土地。(北アメリカのニューファンドランドではないか、といわれているそう。)時代は11世紀初頭。主人公のヴァイキングの若者トルフィンの故郷はアイスランド。最初の戦場はフランク(フランス古名)、ロアール川上流の湖。ここから、ヨーロッパ、北欧、大西洋を巡る冒険が始まるのか。
読了日:08月12日 著者:幸村 誠
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