書 名 「空飛び猫」
原 題 「CAT WINGS」1988年
著 者 アーシュラ・K.ル=グウィン
翻訳者 村上 春樹
出 版 講談社 1993年3月
単行本 50ページ
初 読 2025年02月24日
ISBN-10 4062058804
ISBN-13 978-4062058803
読書メーター https://bookmeter.com/reviews/126276547
2月半ばから、にわかにル=グウィン月間に突入したので、以前から気になりつつ読んでいなかったこの本も入手。絵が素敵な本はやっぱり文庫本よりは大型の本よね、と思い、マケプレで状態の良い単行本を探した。
こういう、状態の良い古書を手に入れやすくなったのは、Amazonの恩恵だと思う。
いろいろと書店業界の現状に思うところはあれど、Amazonについては現状ではありがたさの方が勝ってるかな。もちろん街の書店さんも大事にしている。ちなみに、マケプレ出店しているオンライン古書店では、一番信頼が置けるのがバリューブックスさん、絶対に使わないのはブックオフ。ブックオフの『非常に良い』はバリューブックスさんの『良い』か『可』ぐらいのレベル感である。・・・とは話が逸れすぎだ。
背中に羽が生えた子猫が生まれてきた! お母さんねこもビックリである。だけど、何しろ自分の産んだ子猫だし、せっせと舐めて世話して、一人前になったと見極めたら世界に送り出す。母の愛は偉大だ。 個人的には彼らの羽に生えているのは羽根なのか、毛なのかが猛烈に気になる(笑)。フクロウに虐められたジェームズがなんとか飛べるまでに回復して良かった。村上春樹氏の翻訳には定評があるが、巻末の訳注も楽しい。
今作は、羽の生えた子猫たちが、ニンゲン(世の中では下僕とも呼ばれているが。)に出会うところまで。空飛び猫たちの次なる冒険が楽しみだ。
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