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奇跡の巡洋艦 (ハヤカワ文庫 NV (649))の感想
いよいよドイツ側の一冊。同じような語り出しだが、何しろドイツ艦だ。もう、鷲舞を読む時のような覚悟でこっちは臨むのだが、例のリーマン節である。主人公は寡黙なディーター・ヘヒラードイツ海軍大佐、重巡洋艦《プリンツ・ルイトポルト》艦長。悲劇ははなから折り込み済みなので、できれば格好良い「ロマンチックな愚か者」を堪能したいのだが、そこはリーマン、今回も極めつけにイヤな身内の敵、ライトナー司令官が終始同乗している。これがとにかくイヤなやつで。まるで靴の中に入った小石のように、いらいらチクチク、異物感が半端ない。
読了日:09月30日 著者:ダグラス・リーマン
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