2023年2月11日土曜日

0416 姑の遺品整理は、迷惑です (双葉文庫) 

書 名 「姑の遺品整理は、迷惑です (双葉文庫)」
著 者 垣谷 美雨    
出 版 双葉社  2022年4月
文 庫 280ページ
初 読 2023年2月11日
ISBN-10 4575525626
ISBN-13 978-4575525625
読書メーター    

     ※あくまでも、私の中では「実用書」の扱いです(笑)
 仕事が忙し過ぎて、心身ともにボロボロ、がっつりした翻訳モノなんかは、脳が疲れてて手が出せないので、とりあえず、こいつを読んでしまおうと思った。
 次のゴールデンウイークには多めに休みを取って、旦那実家の片付けに取り組む覚悟の身としては、何かの参考になるかもしれない。うちの義母はいささか遠方の家を残してこちらの高齢者住宅にこの冬に転居した。独居だったし、さすがに自動車の運転を諦めてほしいお年頃で、いろいろと心配もあり、一人暮らしは無理になりつつあったところ。いろんな意味で良い選択だったし、なによりも本人が満足できているのがとても良い。
 残るはほぼ2世代分のアレコレが収納されている家。(豪邸ではないのだが、ちょっと地方なだけあって、家は広い。)
 ちょっと前に亡くなった義父の形見の意味もこめて、私が持ち出したいのは書斎家具の2点のみ。義母の思いの入ったモノもまだ残っているし、粗略にはしたくないが、きっちり処分はしないといけない。ううむ。何日コースになるのだろうか・・・・
 本のタイトルに恐れを感じるので念のため補足するが、ウチの義母はご健在だし、迷惑だと思ってる訳じゃない。←コレ重要! それにしても、「家じまい」の経験をお持ちの方のお知恵を拝借したいものである。

 で、それにしても、だ。

 読み初めると、主人公の性格にげんなりとする。隣人の生活保護を受けている女性をひと目見て“愛くるしい顔立ちだからか、デブといった感じはなく”、とかいうものの、他人に対してデブという形容がするりと出てくる人なわけだよ、この人は。太った人ではなく、肥満体型の女性でもなく、初対面の女性をデブと脳内で思っちゃう。そして、夕食の支度で野菜をフライパンに“ぶち込む”。もっと綺麗な日本語はたくさんあるのに。

 主人公は、金沢の旧家の裕福な家庭の育ちで、上品に育っているはずなのだ。だけれども、どうにも品がない。そして、そこそこの広さの3Kのアパート一室をまるまる残して急逝した姑を、先に亡くなった実家の母と引き比べ、心の中でぐちぐち、ぐちぐちと文句を言い続けるので、読んでいて辟易した。そのくせ自分のことは“純粋”なんて形容されてまんざらでもない。自分でもそう思っていたりする。あああ、なんというか、自分と同じ世代の中年女性が、世間しらずで幅も奥行きもない、狭い自分だけの世界から、周囲を覗いて自分の尺度でああでもない、こうでもないと、やっていて、本当につまらなかったのだ。
 やがて、姑の遺品を片付けながら、だらしないとおもっていた姑が実は良い人だったことが判ったり、完璧だと思っていた実母は、実は嫁にとっては厳しい姑だったことがわかったりしても、それで、この人の世界が広がるわけではない。うーん、上手くいえないんだけど、凄く身勝手で、尊大というには大げさだけど、最後まで、そこはかとなくイヤな感じがして、抜けなかったのよ。ああ、まあ一言でいって、この作品は私には合わなかった。ということだ。

0415 夜が明けるなら ヘル・オア・ハイウォーター3 (モノクローム・ロマンス文庫)

書 名 「夜が明けるなら  ヘル オア ハイウォーター (3)」
原 題 「Hell or High Water Book 3 Daylight Again」2014年
著 者 S.E.ジェイクス    
翻訳者 冬斗 亜紀
出 版 新書館 2017年7月
文 庫 380ページ
初 読 2023年2月9日
ISBN-10 4403560318
ISBN-13 978-4403560316
読書メーター 

 やっと彼らの設定を生かして、アクション小説っぽくなってきた・・・かもしれない。プロフェットの因縁に、トムも手に手を取って躍り込む。
 プロフェットの仲間たち、シールズ時代のチームのメンバー、キリアン、ゲイリーと役者もそろい踏み。そしてランシング、ジョン、サディーク、と敵の顔ぶれもだいたい揃ってきたか、というところ。(ランシングは小物だったけど。)しかし3巻はまだ風呂敷を広げきった、というところ。事態が動くのはこれから。

 そしてなんと、マルとキリアンが“出来ている”。
 また、プロフィットが抱える最大の悪夢がトムに明らかになる。遺伝性の先天性疾患でやがて失明する運命であること、そしてすでに視力の低下が始まっていること。
 喪失の予感がプロフを頑なにし、トムを信じ切れず、また信じるからこそ、トムが自らの意志で自分に縛られることになるのが耐えがたく、とはいえ、一人で暗闇に中に生きることになるのはさらに耐えがたいプロフィット。乗り越えるべき試練はトムの側にも、プロフの側にもある。しかし、それを乗り越えた二人は、これまでより強い絆で結ばれるように。
 キリアンの組織のSB−20ってのが良く判らないが、とにかくキリアンは自らの組織を脱して、プロフを監視し必要があれば殺す側から、プロフを守る側に立つことを選ぶ。なぜなら、事が済んだら自分も口封じに殺されることを察したから。そしてなにより、プロフの人間性に惹かれたから? ついでに、マルに恋したからかも。

 そして、ジョンの裏切りの輪郭が明らかに。この刊は、起承転結でいえば「転」。ことが大きく動くのは次巻だな。トム側の人材資源にキリアン側の手駒と協力が加わって、いよいよジョンを追いつめる計画が動き出す。

 ストーリー的には不満もあるし、消化不良だし、欲求不満もある。
 アクション巨編っぽい打ち出しなのに、やっぱり主眼はロマンスなので、作戦行動やら、航空機や銃器の扱いやら、近接戦闘やらの扱いがちょっとアレレな感じがするし、いくら米国とはいえCIAのエージェントに“弁護士”をぶつけてなにか面白いことが起こるんだろうか、と思ったし。
 マルとキリアンがいきなりアレはなかろう。と思ったし、ワタシが鈍感なのかもしれないけれど、いまいち思わせぶりな会話が理解しきれてなかったりもする。
たとえば、マルはサドなのか?それともマゾなのか?
 マルがサドで、トムがマゾってことなのか?よくわからーん!いや、マルとトムが両方ともマゾなのか。
 でもまあ、このさき、どのように作戦行動して、話を畳むのかは興味があるし、トムとリア(プロフ)が全ての重荷をおろして幸せになる姿も見たいので、第4巻の翻訳発行を待ってます。

2023年2月4日土曜日

0414 不在の痕 ヘル オア ハイウォーター (2) (モノクローム・ロマンス文庫)

書 名 「不在の痕  ヘル オア ハイウォーター (2)」
原 題 「Hell or High Water Book 2 LONG TIME GONE」2013年
著 者 S.E.ジェイクス    
翻訳者 冬斗 亜紀
出 版 新書館 2016年9月
文 庫 421ページ
初 読 2023年2月3日
ISBN-10 4403560288
ISBN-13 978-4403560286
読書メーター 
https://bookmeter.com/books/11105019
 読書メーターではめでたいキリ番1000冊目、基本、過去読了本とマンガは登録しないこちらのブログでは414冊目はこの本にした。
 で、最初にまずワタシは開眼したよ。この本は、シリアスだと思って読んじゃいけなかったんだ!
 冒頭数ページにわたるトムのラブレターは、きゃーっと本を投げるレベルで恥ずかしい。日記を書くことも手紙を書くことも恥ずかしすぎてできないワタシには、これを読むのはもはや羞恥プレイに近い。36のいいオトコが女子高生みたいなメールをイラスト入りで毎日一通、122日! それに絆されるプロフェットもどうかと思うがな! ロマンチストで甘々な二人なのだ。お互いのうなじをなでる描写だけで、もう、とろけるように愛が溢れてる。
 元シールズやら、元海兵隊やら、CIAやらFBIやら、民間軍事会社の傭兵やら、イスラム国家の核開発っぽいお膳立てなんて実にAAっぽいのに。
 ストーリーはミステリー基調なのに。
 中身は、あつあつべたべたのゲイ・ロマンス以外のなにでもなく。
 それなのに、舞台はハリケーン吹き荒れる魔境ルイジアナ(笑)
 バイユーで育ったんだというトムに、某別シリーズのおかげで爆笑の予感しかしないのはどうしてくれようか。

 カトリーヌ以来最大のハリケーン直撃を前に、故郷のルイジアナで避難を拒んで頑なに自宅に居続ける叔母を案ずる思いを、トムはどこにいるかも知れぬプロフ宛てのメールに書き綴る。
 そしてプロフは、来れないはずのトムの代わりに、勝手にルイジアナのトムの叔母宅に手伝いに乗り込むという、謎の行動力を発揮。
 デラ叔母さんの家には70代のロジャーとデイブというゲイカップルが下宿していて、お互いに手を繋いでプロフェットの前に登場。
(トムとプロフの出会い頭の熱々SEXを悠々と鑑賞するロジャーとデイブの会話は実に楽しい。バイユーには老人がよく似合うな。)
 トムとプロフはお互いに相手を近寄らせまいと牽制しつつ、だけど求め求められ、激情にかられたそのSEX描写がとてもきれいだ。

 にしても、ルイジアナで、バイユーで、傭兵で、ゲイで、ガチムチで甘々の肉弾戦だよ。なんともまあ、濃い。濃厚とんこつ背脂多めで、お腹いっぱいでもう二度と頼まなくていいや、と思ったのになぜか一週間後にまた食べたくなってるラーメンみたいだ。

 今作では、ルイジアナのトムの故郷で鉢合わせした二人が、トムの過去にとことん向き合う。虐待され、疎外され、差別されて傷ついたトムが過去に向き合うのをとことん支援するプロフェットは神々しいほど。一方のトムはプロフェットにアリゲーターを素手で捕縛する技を披露し、プロフェットドン引き(笑)。
 トムの生まれ故郷への帰還がもたらした危機は、あまりにもあっさりと終わったけど、まあ、ミステリーメインの作品じゃあないから仕方ない。
 登場人物が、グレイマン級だったり、ザック並みだったりするんで、思わずAA方面の展開を期待しそうになるのをすかっと肩透かしされたりもするけれど。
 とにかく、これはロマンス作品なんだと自分に言い聞かせて読み切る。
 今作は、とにかくプロフェットの優しさが際立ってます。それに、なんとも素敵なプロフの本名や、彼の秘められた仕事や過去が、ついにトムに明かされる。これだけの大風呂敷ってことは、ここまでが序章。あとはいくらでも、何冊でも引っ張れそう。

 ついでに書いておくと、こいつらアメリカ人は緊縛プレイするときもダクトテープだ。
 ダクトテープ万能。

2023年2月2日木曜日

0409 幽霊狩り ヘル・オア・ハイウォーター(1) (モノクローム・ロマンス文庫)

書 名 「幽霊狩り ヘル・オア・ハイウォーター(1)」
原 題 「Hell or High Water Book 1 CATCH A GHOST」2013年
著 者 S.E.ジェイクス    
翻訳者 冬斗 亜紀
出 版 新書館 2015年12月
文 庫 425ページ
初 読 2023年1月30日
ISBN-10 4403560245
ISBN-13 978-4403560248
読書メーター 
https://bookmeter.com/books/9944171   
  最初、文体?翻訳?それともストーリー?に馴染めず、目が滑って滑って読書のペースが上がらず困った。どうしてだろう?この手のは苦手なはずはないのに。
 さて、何と言いますか、本場(かどうかはしらんけど)ガチムチの筋肉ゲイが男臭くぶつかり合うM/Mです。うまく言えないけど、若いマスチフとドーベルマンが、牙むき出してじゃれてる(怖い)感じというか。
 本邦のBL系だと、タチ(攻め)とネコ(受け)が固定していたり、なんとなく受け側は女性的に表現されていたり全体的に柔和な感じのするものが多いような気がするのだけど、これはそんなこたあない。
 EE(エクストリーム・エスケープ)社ー民間軍事会社に所属する二人の傭兵、プロフェットとトム・ブードロウ(表紙の向かって左の金髪がプロフ、刺青黒髪がトム)
 片や元Navy SEALs、片や貧困底辺からのし上がった元FBI。最初はエキセントリックなプロフと冷静なトムの組み合わせなのかと思ったが、どちらかというと逆か。プロフの方が冷静。トムの方が頭に血が上りやすい。とはいえ、どっちもどっちで、脛に傷があって、なにやら過去にデカい痛みがあって、口が悪く、協調性がなく、めちゃくちゃ戦闘能力が高くて沸点が低い。似たもの同士。それが上司のフィルの方針で無理矢理バディを組まされて、七転八倒、組んずほぐれつ。思わせぶりな地の文に二人分の悪口雑言で読みにくくてしかたなかったが、二人の関係がややほぐれてきてからはどうにか多少は読みやすくなってくれた。
 とはいえ、少々、文に難があるような気がする。まず、“こんなシーン”でよく出てくるような形容が、前後の脈絡なく安直に使われる。おかげで、人物の印象がちぐはぐで、人物像がうまく固まらない。これは翻訳ではなくて、元の文の問題じゃないかなあ。(良く分からないけど)

 トムが36歳でいい加減落ち着いていてもイイお年頃だけど、はっきり言って若いプロフェットに手の上で転がされてる。
 また、プロフェットと同じ建物に住む謎の諜報員キリアンが、まだどこの誰だか不明だが、イイ感じだ。
 身ごなしや英語の使い方から、おそらくSAS(英国陸軍特殊空挺部隊)出身。どこかのスパイ。同じ建物の上階にプロフが住み、階下にキリアンが住んでいる。面識はないが、お互いがお互いのことを調べ尽くし、相手込みで住んでるビルごと防衛したほうが身辺が安全だとの結論に達したのか、不思議な共生関係が成立している。お互いの留守中に部屋の安全に目配りしたり、こっそり忍び込んでいたずらを仕掛けたり。命を削る銃撃戦の最中にチャットでたのしく会話したりも。
 そんなキリアンが、プロフェットとトムの危機に、救出に乗り出してくる。いやいや、格好よいこと。キリアンの身元が明かされるのが楽しみだ。
 トムについては、まあ幼少時に虐待されていたんだろうな、というところまでしか判らない。コイツの隠れ設定も今後を待つ。
 まあ、いまいち読みにくい作品ではあったものの、とりあえず、邦訳残りの2冊は読むし、4冊目も翻訳されたら読むだろう。

2023年2月1日水曜日

2023年1月の読書メーター

 読んだ冊数はそこそこだけど、中身は惨憺たるもの。半分はコミックです。
 おまけに、なかなかBL沼から抜け出せず。沼にハマりついでに、もちぎさんの著書で現実も探る。今月中に読了できるかと思っていた『BLの教科書』は、アンダーラインを引き引き、現在も読み進め中。とりあえず『BLの教科書』を読み終わるまでは、この路線を継続する予定。あと、昨年12月以降、pixivも引き続き散策中です。現実の仕事の方は、えらいことになってるのでここでは書けないけど、いつか笑って話したい。

1月の読書メーター
読んだ本の数:19
読んだページ数:3304
ナイス数:887

幽霊狩り~ヘル・オア・ハイウォーター1~ (モノクローム・ロマンス文庫)幽霊狩り~ヘル・オア・ハイウォーター1~ (モノクローム・ロマンス文庫)の感想
“こういう時"に使いそうな形容を前後の脈絡なく並べてるせいで人物の印象が散漫になってしまい、めっぽう入り込みにくい。キャラは魅力的だし、なにしろ傷だらけのいい男どもだし、謎も半分くらいは見えてきてるし、面白いと思える要素は満載なんだけど、どうにも印象が散漫になる。とりあえず、トム<プロフ<キリアンの順で好み。それでも既刊のあと2冊は読むし、4巻目も翻訳されたら読む。次巻以降、キリアンの正体が知りたい。
読了日:01月31日 著者:S.E.ジェイクス

ゲイ風俗のもちぎさん セクシュアリティは人生だ。ゲイ風俗のもちぎさん セクシュアリティは人生だ。の感想
いろいろと勉強になりました。身につまされる部分もあり。(これは本の内容とは離れるけど)LGBTQという用語が一般的になり、今度はそれに「括られる」ことが差別だと感じる人もでてきたりして、セクシャリティの問題は多分人の数だけあって、絶対の正解というものもない。世の多数を占めるヘテロの男女だって、いわゆるジェンダーに苦しめられる当事者でもあるわけで。BLだけでは推し量れないリアルな世界を教えてくれるもちぎさんに感謝。
読了日:01月29日 著者:もちぎ

フラジャイル(24) (アフタヌーンKC)の感想
JS1治験。創薬の世界と厳しい癌治療の現場の葛藤。極寒の厳しさだけど、ガンガンに熱い。いや、久しぶりにボロボロ泣けた。しかし次巻予告に「まだ山があるのか?!」と。
読了日:01月29日 著者:恵 三朗

モーメント 永遠の一瞬 18 (マーガレットコミックス)モーメント 永遠の一瞬 18 (マーガレットコミックス)の感想
恋愛やトラウマ絡みのゴタゴタは一端終了?ちょっとすっきりとしてスポーツ漫画にやや戻ってきたか。それにしてもこの雪がまだ16歳?17歳?くらいなの?(良く分からない)ってのが驚きだ。まあ、槇村さんの絵が20代のOLも、この雪ちゃんも同じ絵柄だっていうせいもあるけど・・・・ 今回、更にうつくしキビシイコーチが出現。さらに雪の演技に磨きがかかるが、一方で表にでにくい女性アスリートへの指導者による性的ハラスメントの問題にも切り込む。
読了日:01月28日 著者:槇村 さとる

スモークブルーの雨のち晴れ 2 (フルールコミックス)スモークブルーの雨のち晴れ 2 (フルールコミックス)の感想
2巻目。父と住んでいた家を失いそうだったり、もっと深刻な話になるのかと思っていたが、きちんと前を向いて順当に整理していけそうな伏線もあって、なんというかすごく「普通」なのがすごく良い。一つ一つのエピソードが大げさでなくて、地に足がついてる感じがじんわり心地よい。
読了日:01月28日 著者:波真田かもめ

スモークブルーの雨のち晴れ 1 (フルールコミックス)スモークブルーの雨のち晴れ 1 (フルールコミックス)の感想
ちょと前に翻訳家の越前敏弥さんがTwitterで紹介されていたコミック。なんとBLだったんで驚いてAmazonの買い物カゴに放り込んであった。元製薬会社MRが生業に選んだのは医療翻訳。そこにかつての同僚も登場。章末に挿入されている「翻訳小言」が深い。主人公①久慈の父(英文学者・翻訳家)が素敵です♪ 「とにかく良く調べろよ。調べものの怠慢は、読者に対して失礼だからな。」こんな翻訳家さんが好きだ。尊敬する。それぞれにすこし傷と鬱屈のあるアラフォー男二人が、頭寄せ合って翻訳してSEXも恋もする。そんな話です。
読了日:01月28日 著者:波真田かもめ

ドント・ルックバック (モノクローム・ロマンス文庫)ドント・ルックバック (モノクローム・ロマンス文庫)の感想
読書停滞期ですが、久しぶりのジョシュ・ラニヨンです。薄め軽めのミステリー風M/M。グリフィンかっけー♪ジョシュ・ラニヨンの本は読むとなんとも暖かくて、思い合う心が健康で、すごく癒やされます。乾いたワタシにぴったりだわ。
読了日:01月27日 著者:ジョシュ・ラニヨン
トラ雄パパとその家族の場合 (コミックエッセイ)の感想
黒猫話4缶目。いや違う。4缶目をつい勢いで読んでしまった。イカン。明日も仕事なのに。お仕事癒やし本で睡眠を圧迫してどうする私!
読了日:01月26日 著者:清水 めりぃ
ハチ谷くんと時々モフ田くんの場合 (コミックエッセイ)の感想
黒猫話(ブラック社員が・・・猫に・・・話)3冊目。今日も一冊癒やしていただきました。今作は、サバ猫のもふ田さんを離れてハチワレのハチ谷さん。(はちやさんなのか、はちたにさんなのか、判然としない)ちょっとお話がキレイ過ぎ〜?って感じもしないではないが、基本モフらせてくれないウチの猫の代わりにエアもふさせていただきました。
読了日:01月26日 著者:清水 めりぃ
モフ田くんの場合 (コミックエッセイ)の感想
引き続き、2巻目を本日読みました。巨大猫化した社畜が日本のサラリーマンを平和にする話。職場の先輩(猫飼い)からのオススメ本なり。
読了日:01月24日 著者:清水 めりぃ
モフ田くんの場合 (コミックエッセイ)の感想
Kindle Unlimitedで。職場の先輩からオススメされて。いやあ癒される〜。最近業務で大量の活字を追っていて、とてもとても読書はムリ〜。゚(゚´Д`゚)゚。な感じなので心の休憩のために。
読了日:01月23日 著者:清水 めりぃ
惣領冬美のエッセンスをタダで読めた!そしてハマった♥️ 今更・・・・・!!!
読了日:01月14日 著者:惣領冬実

君に誓う 後編 (ボーイズラブ(BL))君に誓う 後編 (ボーイズラブ(BL))
読了日:01月07日 著者:十時
君に誓う 前編 (ボーイズラブ(BL))君に誓う 前編 (ボーイズラブ(BL))の感想
pixivをさまよっていて偶然捕獲したBL本。Kindleアンリミで読めました。シリーズ5作を正月一気読みってどうなん?とかはおいといて。細かい突っ込みどころ(明らかな誤字とか、熟語の間違いとか)は多々あれど、中学ん頃にコバルト文庫をワクワク読んだような気分で全5作8冊を楽しく読みました。この間、オメガバースとかDom/Subって世界もあるのね、とか最近?の動向も勉強になっちゃったわ〜♪この彷徨はまだしばらく続きそう。そのうち『BLの教科書』で〆る予定。
読了日:01月07日 著者:十時

君に捕らわれる 後編 君に誓う (ボーイズラブ(BL))君に捕らわれる 後編 君に誓う (ボーイズラブ(BL))
読了日:01月06日 著者:十時
君に捕らわれる 前編 君に誓う (ボーイズラブ(BL))君に捕らわれる 前編 君に誓う (ボーイズラブ(BL))の感想
『君に誓う』続刊。主人公は雪月花(ゆずか)×葎(りつ)(駿河大公夫妻)。『君に誓う』では落ち着いた姐御(いや、お兄さん?か?)の風格を漂わせていた雪月花が、こんなハチャメチャな花嫁だったとは!な第二作。
読了日:01月06日 著者:十時

君に恋う 統合版【電子書籍特典小話付き】 (ボーイズラブ(BL))君に恋う 統合版【電子書籍特典小話付き】 (ボーイズラブ(BL))の感想
読んだのは上下分冊のほうだけど、見つけられなかったのでこちらで登録を。『君に誓う』の続刊、第3作目。楓×朔眞(志摩大公夫妻)メイン。冷泉国光と北大路泰都のお見合い騒動に巻き込まれる後宮(ではなくて、〝サロン〟)
読了日:01月06日 著者:十時

運命じゃないけれど…… 【電子書籍特典小話付き】 君に誓う (BL(ボーイズラブ))運命じゃないけれど…… 【電子書籍特典小話付き】 君に誓う (BL(ボーイズラブ))の感想
『君に誓う』シリーズ第四作目。どっちかってーとスピンオフっぽい感じもする。第3作でお見合い大作戦をした冷泉と北大路のうち、北大路泰都とそのプロポーズ相手の桜宮彰人のすれ違いラブ。シリーズ中では彰人がヒロインとしては一番小粒。苦悩も小粒な気がするが、まあ、一生懸命で良し。
読了日:01月04日 著者:十時

人はそれを運命と呼ぶのだろう 君に誓う (ボーイズラブ(BL))人はそれを運命と呼ぶのだろう 君に誓う (ボーイズラブ(BL))の感想
第3作目で番相手を公表した冷泉国光とその思い人の和仁(かずひと)の波乱万丈濃厚ラブストーリー。シリーズ中一番不憫な和仁が主人公。不憫すぎてちょっと泣ける。
読了日:01月03日 著者:十時

読書メーター

0410—13 ゲイ風俗のもちぎさん1〜4(とりあえず1〜2)

書 名 「ゲイ風俗のもちぎさん」 1巻〜4巻 (書誌情報は1巻のものです)
著 者 もちぎ        
出 版 KADOKAWA  2019年8月
単行本(ソフトカバー) 176ページ
初 読 2023年1月28日
ISBN-10 4047357421
ISBN-13 978-4047357426
読書メーター   
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 職場のひとに紹介されたのが、『ゲイバーのもちぎさん』。すごく勉強になる、と。で、大人買いしたのが上記。これまで引っかかっていたセクシュアリティにまつわるあれこれに、当事者からの率直かつ直球な意見。あぁ〜そうなんだ。と腑に落ちることが多々ある。体の性、心の性、性指向。そして一人ひとりの自分と、他人への向き合い方。いろいろな人がいて、一生懸命だったり、がむしゃらだったり、無防備だったり、計算高かったり、思慮深かったり、浅はかだったりしながらも、生きている。生きて行くってことに関しては平等で対等でありたいし、いろんな在り方に臆さず向き合い、認めたり、認められたりしたいと思う。みんな違ってみんないい、と思いたいし、みんなにそう思ってもらいたい。できることなら、もっといろんなことが平等であればいいと思う。たとえば経済的なこと、親の愛情、一人ひとりの能力や健康、でもそれは絵空事で、不平等なのが本当だから。だけど、何十年か前はおおっぴらに語られることの少なかったLGBTQが、今は普通に語られるようになっている。だから今から何十年後かには、きっと今よりもっと変わって、生きやすくなっているひとが沢山いるだろうし、きっと数年先だってそうであってほしいと思う。

0409 ゲイ風俗のもちぎさん 1
 「人生賛歌」というもちぎさん。すごいな。
 もちぎさんはサバイバーだ。父が精神疾患で自殺して、メンタルを病んだ母に虐待されて育った。働かない母が子供のもちぎさんにお金をせびるから、男相手に買春して稼いで家にお金を入れた。そうしないと、大学進学のお金も、家を出るためのお金も貯められなかった。それなのに母にそのことを責められて高3の卒業前に家を飛び出し東京に来た。きちんと稼げるゲイ風俗(ウリセン)で働いて、いろいろな経験をしながら、大学にも進んだ。言われてみればそりゃそのとーりだよな、と思うセクシャルマイノリティの生態だって、こうやって改めてもちぎさんに教えてもらわなけりゃ、意識に登ってこないことがたくさんある。ウリセンにはウリセンの仁義や矜持があるし、そこでしか生きていく術のない人達が必死で守っている場所でもある。性を鬻ぐことを被害・加害という視点だけで語ることにはできないと思う一方で、そこで身ぐるみ搾取される子がいるのもまた事実だと知っている。むしろ売る方も買う方も同類なゲイ風俗の方が、普通(?)の女の子たちの風俗よりも暖かくて生きやすい場所なのかもな、とも思った。

0410 ゲイ風俗のもちぎさん 2
 ずーっと謎だった、「本物のゲイは、BLをどう見ているんだろう」という疑問に、もちぎさんからかなり明快な答えが。BLを読む本職さんもいるんだ!(少数派ではあるらしいが)アレ気持ち悪いんじゃないかと思ってたよ。だって、男性向けの〈男×女〉のエロコンテンツ(女性がエロエロになるやつ)って、はっきりいって自分からみたら気持ち悪いもの。それにハーレクインみたいな女性向け〈男×女〉のポルノ小説に出てくる男性キャラって、生身の男からみたらありえね〜!ってならない? 所詮ファンタジーだし、ファンタジーだと頭のどこかで思っているから無邪気に楽しめるものでもある。
「ほら ゲイからしたらBLってファンタジーじゃん。ほぐしなしに洗浄なしの挿入行為とか 二丁目以外の街でイチャつくとか、コミュニティに属することもなくノンケ社会で出会いがあるとかさぁ」
・・・・そうか、街でイチャつくのも、そこらで出会いがあるのも、実際にはないのか。そうだよね。たしかに、見ない・・・かも。
 当たり前だと思うけど「嫌だっていうゲイもいる」
それに対してもてぎさんは名言だと思う。
「慣れてないのかもね」「男が性的なコンテンツになって異性に楽しまれることに」
「テレビや雑誌で水着になるのも女性が多いし、エロ本としてコンビニにおかれているのも女性のグラビアだけ」「女性の性欲をまるでなかったことにして男性だけが性的コンテンツを楽しんでると思っちゃってるのかも」
 なるほどねえ、と思ったよ。女性が性的に消費されるコンテンツとして扱われることが嬉しいとはおもわないけど、温泉娘騒動みたいに、そういうコンテンツを駆逐せよ!とは思わない。そう言ってる当人がピンクをイメージカラーにしていて、どうにも牛の前で赤い布振ってるようにしか見えんしな。・・・・・とこれは脱線。男にも女にも性欲はあって、ある程度ファンタジーで補われている部分は必ずある。必要なのは、敬意なんだと思う。
 もてぎさん曰く「性産業に勤める人間を卑下しちゃダメ」「あたいらも含めて人間のカラダの価値の話だから」
 もちろんこの話だけではなく、ゲイ風俗で働くひとりひとりのエピソードは、こんな風にお手軽に感想をかくのも憚られる思いがする。どうか沢山の人に読んでもらって、そこでわいた思いは胸に畳んで、自分とは違う人に対して優しい人になれるように、自分の一部にしてほしいなあと願う。
 でも、一番胸に染みたのは、昔の恩師の先生に会うために地元に行った話だ。この本を読んで「勉強」しようなんて、おこがましいよな。もちぎさんが今、幸せだといいな、と願う。とりあえず“もっと幸せになりますように”と念を送る。















2023年1月28日土曜日

0408 ドント・ルックバック (モノクローム・ロマンス文庫)

書 名 「ドント・ルックバック」
原 題 「DON'T LOCKBACK」2009年
著 者 ジョシュ・ラニヨン    
翻訳者 冬斗 亜紀    
出 版 新書館  2013年10月
文 庫 209ページ
初 読 2023年1月27日
ISBN-10 440356013X
ISBN-13 978-4403560132
読書メーター 
https://bookmeter.com/books/7224548   
 久しぶりのジョシュ・ラニヨン。というかここのところ、pixiv小説ばかり読んでいたので、久しぶりな読書だという気分。まああれはアレで面白い。好きな作家さんが何人か出来て、追いかける楽しみが増えた。

 で、久しぶりに紙本を・・・・と思ったのだけど、結局主な読書時間が通勤時間なので、Kindleアンリミに収蔵されていたのを幸いに、ほとんど電子で読了。

 お気に入りの「フェアシリーズ」と「アドリアン・イングリッシュシリーズ」の作家さんの厚さ薄めの作品。ミステリタッチのM/Mです。美術館の中のコテージに住むキュレーターである主人公が夜間、美術館の庭園で、何者かに頭を強打される。命からがら逃げたものの、次に病院で気付いたときにはあらかた記憶を失い、しかも自分が美術館収蔵品窃盗の犯人扱い。態度の悪い刑事と、親友のはずがどこか浅薄な美術館オーナー。不安と危機と、なくした恋と。うーん。ちょっと甘くて苦しくて、少々ハラハラして、でもとっても精神が健康なのがジョシュ・ラニヨンの良いところです。読書リハビリには丁度良い小品だったな。ジョシュ・ラニヨンは、シリーズものの続編を待ってます♪

2023年1月9日月曜日

0403〜07 『君に誓う』シリーズ5作

書 名 「君に誓う」 シリーズ
著 者 十時(如月皐)     
初 読 2023年1月3〜6日
読書メーター https://bookmeter.com/reviews/111201726 以下
 pixivをさまよっていて偶然捕獲したBL本。全てKindleアンリミで読めました。シリーズ5作を正月一気読みってどうなん?っていうか、栗本薫『矢代俊一シリーズ』で締めて、BL本で明けてしまった2023年に、我ながら先が思いやられる。
 とはいえこの作品、細かい突っ込みどころ(明らかな誤字とか、熟語の間違いとか)は多々あれど、中学生の頃にコバルト文庫をワクワク読んだような気分で全5作8冊を楽しく読ませていただきました。この間、pixivを読み漁り、オメガバースやらDom/Subって世界があるのか!とか最近?の二次創作はずいぶん練れてるし、層が厚そうだな、とか、いまや同人界も紙本ではなくネットメインなんだな、とか諸々と勉強になった。この彷徨はまだしばらく続きそう。

 しかし、どの巻も表紙がけっこう個人的には恥ずかしい。こう、両手で顔を覆って、指の隙間からチラ見する感じの恥ずかしさ(笑)。(こちとら中年だし。)
 総評としては、自費・同人的な同好の士向けの“ぬるさ”が残る、商業ベースに乗っかった電子出版物。プロとしての厳しさには今一歩足りないか。語彙の足りなさとか、言葉遣いの甘さとか、貴族的社会を扱ってるのに尊敬語と謙譲語がきちんと書けていないような、とか、知らないんだろうな〜っていう四字熟語の間違いや、書き手さんが世間知らずなのかな、と察せられる感じなど散見されるとはいえ、作品に、頑張れーー!と応援できる素直な可愛さや品の良さがある。作風は読メでどなたかが言っていたが、ハーレクイン的なラブロマンス。こういう純情一途なラブストーリーは嫌いじゃない。

0403 第一作『君に誓う 上/下』
楓×朔眞(志摩大公夫妻)の馴れ初めから馴染むまで。大公達の“後宮”的な「サロン」を舞台にしたドタバタも。





0404 第二作『君に捕らわれる 上/下』
主人公は雪月花(ゆずか)×葎(りつ)(駿河大公夫妻)。『君に誓う』では落ち着いた姐御(いや、お兄さん?か?)の風格を漂わせていた雪月花が、こんなハチャメチャな花嫁だったとは!な、はっちゃけぶりです。



0405 第三作『君に恋う 上/下』
楓×朔眞(志摩大公夫妻)メイン。代替わり間近な、それぞれ名家の次期当主である冷泉国光と北大路泰都のお見合い騒動に巻き込まれるサロンと大公妃の面々。




0406 第四作『運命じゃないけれど・・・・』
どっちかってーとスピンオフっぽい感じもする四作目の主人公は、大公妃達ではなく、第3作お見合い大作戦で登場した桜宮彰人。3作目では濡れ衣を着せられて割を食っていた彰人であるけど、北大路家の跡取り泰都からのプロポーズを受け、無事ご成婚。心に傷を持つ彰人と泰都のすれ違いラブ。シリーズ中では彰人がヒロインとしては一番小粒。苦悩も小粒だけど、一生懸命で可愛いので良し。おまけの番外編、彰人の“巣作り”行動が可愛すぎる。

0407 第五作『人はそれを運命と呼ぶのだろう』
第3作目で番(つがい)相手を公表した冷泉国光とその思い人の和仁(かずひと)の濃厚ラブストーリー。登場人物の中では一番不幸といって過言ではない和仁が主人公。不憫すぎてちょっと泣ける。
シリーズ作品中では一番、波乱万丈かも。終盤登場するヤクザさんはちょっとステレオタイプすぎて笑いがくるのだけど、ここまで読まないと、第三作の国光の行動とか、第四作の泰都の行動とかの理由が分からないので、5作目まで読了してやっと物語全体が腑に落ちてすっきりする。

 結構辛口なレビューを入れながらも、このシリーズは面白いし、幸せな気持ちになれてほっこりする。実のところは何回も読みかえしているお気に入りです。

2023年1月1日日曜日

2022年12月の読書メーター

12月は、どうにも忙しく、せわしなく、集中力に欠けて、かつ、業務が・・・・業務がぁぁぁ。でもって、親の家と自宅を往復。一回は旦那の方の義母さんの方(遠方)にも。いやはや。まさか一冊もまとまった本がよめないとは、不覚。


12月の読書メーター
読んだ本の数:13
読んだページ数:2208
ナイス数:321

ニューヨーク・ニューヨーク (1) (Jets comics (178))ニューヨーク・ニューヨーク (1)〜(4)(Jets comics (178))
読了日:12月21日 著者:羅川 真里茂
 BLというよりはより真剣にゲイを取り扱った作品。1995年当時にコレを連載した花とゆめは凄い。刊行当時も読んでいるし、以前に電子書籍で読了登録しているし、白泉社文庫版も出ているのが、やはりこの作品は刊行当時の新書版で手元に置きたい!
ニューヨーク・ニューヨーク (4) (Jets comics (344))と思ってマケプレで大人買いしました。同性愛、カミングアウト、差別、児童への性虐待、買春、暴力の連鎖、エイズ、トラウマ一つ一つが深刻なテーマで少女漫画のカテゴリでここまでがっつり取り組んだ作品しかも25年前。こういった作品の一つ一つが読む人の心に何かを残して、今のLGBTQの流れを生んだのだと思ったりも。
ニューヨーク・ニューヨーク 3 (ジェッツコミックス) そして、この当時はエイズは死の病だったんだよなあ、と現在の医療の進歩にも驚きます。いまでも、きちんと治療できなければそういう病気ですが、少なくともコントロール可能になってる。凄い。
ニューヨーク・ニューヨーク 2 (ジェッツコミックス)
Veil (5)黄金の時間 (リュエルコミックス)Veil (5)黄金の時間 (リュエルコミックス)
読了日:12月16日 著者:コテリ
花よりも花の如く 21 (花とゆめコミックス)花よりも花の如く 21 (花とゆめコミックス)
読了日:12月16日 著者:成田美名子
煙と蜜 第四集 (ハルタコミックス)煙と蜜 第四集 (ハルタコミックス)の感想
いやもう。尊いっす。今回も文治さんの魅力ダダ漏れ。文治サン3人兄弟の長男なんすね。お兄ちゃんったら、澄んだ目が美しいったら。第四集では文治さんの弟が登場。なかなか良い味を出しておられる。なお、文治さんの故郷は東京であるようだ。いよいよもって、姫子さんの成長が待ち望まれる今日この頃。12歳でアレって、ちょっと幼すぎるでしょ。早く乙女にな〜れ!
読了日:12月16日 著者:長蔵 ヒロコ
ちはやふる(50) (BE LOVE KC)ちはやふる(50) (BE LOVE KC)の感想
44巻あたりで、「あとは完結してからまとめて読もう♪」と放置していたが、今日偶然、ついに50巻で完結したと気付いた。慌てて45巻〜50巻を一気読みしましたよ。周防名人たら試合の合間のまさかのイメチェン。最後の最後まで必死になる、各々のその誠実さが好きだ。末次由紀さん、15年に渡る連載、お疲れ様でした。
読了日:12月14日 著者:末次 由紀
ちはやふる(49) (BE LOVE KC)ちはやふる(49) (BE LOVE KC)
読了日:12月14日 著者:末次 由紀
ちはやふる(48) (BE LOVE KC)ちはやふる(48) (BE LOVE KC)
読了日:12月14日 著者:末次 由紀
ちはやふる(47) (BE LOVE KC)ちはやふる(47) (BE LOVE KC)
読了日:12月14日 著者:末次 由紀
ちはやふる(46) (BE LOVE KC)ちはやふる(46) (BE LOVE KC)
読了日:12月14日 著者:末次 由紀
ちはやふる(45) (BE LOVE KC)ちはやふる(45) (BE LOVE KC)
読了日:12月14日 著者:末次 由紀

読書メーター

2022年12月30日金曜日

栗本薫 年譜+作品一覧(一部省略)ってか、グインサーガは載せてないよ。面倒くさいからね。


 「東京サーガ」年譜に栗本薫と久世光彦も足したらもっと面白い、とのご意見を戴いておりましたが、ちょっと、スペースとテクの問題が解決できなかったので、とりあえず、栗本薫年譜のみ、アップしときます。ちなみにあまりにも面倒だったので、グインサーガは端折っとります。なお、グインサーガ以外もモレはあると思います。該当年における発表順は反映されておりません。勢いで作ったので、まちがいもあるかもしれません。まあ、多少間違えていたって、栗本薫には負けませんけどね。なお、亡くなった2009年より後の出版物はとりあえず載せていません。
 なお、コレを作成するにあたって、最初はWikiとAmazonでシリーズごとに検索しておりましたが、あまりにも面倒くさくなってしまい、先達(浜名湖うなぎ様)のレビューリストを参照させて戴きました。伏してお詫びとお礼を申し上げます。
 薫サン、これだけ脳内から垂れ流してたら、作品毎の考証なんて、ムリだったろうなあ。と、それはそれで納得できる作品量です。
 これも一つの才能ではあったのだろうなあ。
 中学生時代に読んだ頃は、とてもすごい作家さんだと思っていた。思えば、「僕らシリーズ」や、「翼あるもの」や、「魔界水滸伝 (第一部)」をリアルタイムで読んでいたのだ。確かにあの頃の薫サンは良かった。せっかちな中学生にとっては、シリーズを2ヶ月に一冊は出版してくれるのもうれしかった。でも、ン十年ぶりに読みに戻ってみて、こんな駄作メーカーに成り下がっていたは考えてもいなかった。(・・・・いや、違うな。グイン・サーガを見捨てた時点で、見切ってはいたんだった。)今だって、シリーズを通しで読みさえしなければ、一つ一つの作品や章の完成度は高かったりすることだってある。
 「書く」ための才能を、すべて「早書き」に使い果たしてしまった流行作家である。スタッフもいたろうに、誰も止めることはできなかったのか。推敲や査読や考証が必要だとたしなめることのできる人間は、彼女の周りにいなかったのか。そういうことはいっさい耳にはいらないタイプの人だったのかな?そう思ったほうが妥当かな。
 栗本薫の作品世界は、かつては美しい花畑であったものが、災害で荒れ果ててしまったかのような、荒涼感が漂っている。

年栗本薫年譜/発表作品(モレあり)
1953東京都葛飾区生まれ。
1975早稲田大学第一文学部文芸科卒業。
1976評論『パロディの起源と進化』(別冊新評『筒井康隆の世界』掲載)で商業誌デビュー
1977『文学の輪郭』(中島梓名義)で第20回群像新人文学賞評論部門を受賞
1978『文学の輪郭』『JUNE』創刊
『ぼくらの時代』第24回江戸川乱歩賞を受賞
1979『ぼくらの気持』
グイン・サーガ第1巻『豹頭の仮面』
『真夜中の天使』上・下
1980『絃の聖域』第2回吉川英治文学新人賞
『セイレーン』『あずさの男性構造学』『幽霊時代』
1981今岡清と結婚。
『優しい密室』『時の石』『女狐』『神変まだら蜘蛛』『エーリアン殺人事件』
『あずさのアドベンチャー`80』『行き止りの挽歌』『鬼面の研究』『にんげん動物園』
『ネフェルティティの微笑』『天国への階段』『魔界水滸伝1』『魔剣1 玄武ノ巻』

『翼あるもの』上・下
1982『魔界水滸伝』2〜4 『メディア9』 『神州日月変』上・下 
『魔剣2 朱雀ノ巻』『黒船屋の女』
1983『魔界水滸伝』5〜6 『レダ』『ライク・ア・ローリング・ストーン』『赤い飛行船』
『シルクロードのシ』『十二ヶ月』『トワイライト・サーガ第1巻『カローンの蜘蛛』
『キャバレー』
『道化師と神―SF論序説―』『ベストセラーの構造』
1984『ゲルニカ1984年』『美少年学入門』『伊集院大介の冒険』『ぼくらの世界』
『トワイライト・サーガ カナンの試練』『魔境遊撃隊』第一部・第二部
『吸血鬼 お役者捕物帖』『猫目石』上・下『火星の大統領カーター』『花陽炎 春之巻』
『魔界水滸伝』7〜8
1985『魔界水滸伝』9〜10『昭和遣唐使3000人の旅』『元禄無頼』上・下
『伊集院大介の私生活』『息子に夢中』
1986初めての歌舞伎作品『変化道成寺』上演。
『魔界水滸伝』11『天狼星』『小説道場』Ⅰ・Ⅱ
『死はやさしく奪う』
『地獄島 お役者捕物帖』『作家の肖像』『マンガ青春記』『真夜中の鎮魂歌』
『双頭の蛇』上・下『グルメを料理する十の方法』
1987 初めて演出を手がけたミュージカル『ミスター!ミスター!!』(中島梓名義)上演。
『魔界水滸伝』12〜13『天狼星 II』『ハード・ラック・ウーマン』『くたばれグルメ』
『ピラミッド・ミステリーを語る』(共著:吉村作治)『さらば銀河』1
1988『朝日のあたる家』Ⅰ・Ⅱ
『魔界水滸伝』14〜15 『アンティック・ドールは歌わない ―カルメン登場』
『わが心のフラッシュマン ロマン革命』 Part1 『滅びの風』
1989『魔界水滸伝』16『小説道場 Ⅲ『魔都ノート―異形の演劇論』
『魔都 恐怖仮面之巻』『パロスの剣』
  乳癌のため入院・手術。翌々年、闘病記『アマゾネスのように』(中島梓名義)刊行。
1990『終わりのないラブソング』第1巻 
『魔界水滸伝』17〜19『紫音と綺羅』上・下
1991『バサラ』第1巻  『終わりのないラブソング 2』
『朝日のあたる家 Ⅲ』
『名探偵は精神分析がお好き(共著:木田恵子』
『コミュニケーション不全症候群』
 『魔界水滸伝』20 『白銀の神話』 信長の巻
『アマゾネスのように』『終わりのないラブソング』4
1992『六道ヶ辻』第1巻『大導寺一族の滅亡』『シンデレラ症候群』
『終わりのないラブソング』3 『まぼろし新撰組』『新版・小説道場』1
FULL HOUSE 2(同人誌)『白銀の神話』蘭丸の巻 『白銀の神話』運命の巻
1993グイン・サーガ第50巻『闇の微笑』『白銀の神話』本能寺の巻
『蝶の墓 天狼星Ⅲ』『終わりのないラブソング』5 『野望の夏』
『里見八犬伝』『バサラ』1『蝦蟇/蜥蜴』『家』
1994『伊集院大介の新冒険』『バサラ』2・3 『さらしなにっき』『あずさの元禄繁昌記』
『終わりのないラブソング』6 『いとしのリリー』『好色屋西鶴』第一部 
『新版・小説道場』3 アンソロジー『名探偵の挑戦状』アンソロジー『密室殺人事件』
『今岡家の場合は―私たちの結婚―』(共著:今岡清)
1995『真夜中の切り裂きジャック』『終わりのないラブソング』7 
『仮面舞踏会 伊集院大介の帰還』『魔女のソナタ 伊集院大介の洞察』
『新・魔界水滸伝』銀河聖戦編1〜2夢『夢見る頃を過ぎても』―中島梓の文芸時評
『好色屋西鶴』第二部 『緑の戦士』『六道ヶ辻 大導寺一族の滅亡』
『終わりのないラブソング』8
『JUNE全集』1 栗本薫/中島梓 『元禄心中記』―天の巻― 『元禄心中記』―地の巻―

1996個人誌『天狼叢書』創刊。
『グランドクロス・ベイビー』『新・魔界水滸伝銀河聖戦編』3〜4 
『怒りをこめてふりかえれ』『終りのないラブソング Tomorrow』
『あなたとワルツを踊りたい』『六道ヶ辻 ウンター・デン・リンデンの薔薇』
FULL HOUSE 3(同人誌)
1997公式サイト『神楽坂倶楽部』開設。
『緑の戦士 花の騎士るか』『新・天狼星 ヴァンパイア 恐怖の章』
『新・天狼星 ヴァンパイア 異形の章』『レクイエム・イン・ブルー1 蒼の断章』
『レクイエム・イン・ブルー2 銀の序章』『町』『夢幻戦記1『総司地獄変 上』
『新版・小説道場』4 『緑の戦士 緑の星へ!』『六道ケ辻 大導寺竜介の青春』
1998グイン・サーガ第100巻『豹頭王の試練』 『真・天狼星 ゾディアック 1〜6』
夢幻戦記2『総司地獄変 下』 夢幻戦記3・4『総司斬月剣 上・下』
夢幻戦記5『総司夢幻行 上』 『レクイエム・イン・ブルー 3 黒の間奏』
『レクイエム・イン・ブルー 4 紅の終章』 
『タナトスの子供たち ―過剰適応の生態学―』(うなぎさんのレビューが秀逸・必見)
1999膵臓癌で2度目の癌手術
『タナトス・ゲーム 伊集院大介の世紀末』
『夢幻戦記6 総司夢幻行下』 『夢幻戦記7・8 総司西征譜上・下』『六道ヶ辻 墨染の桜』『ローデス・サーガ 1 南から来た男』上・下(同人誌)
『朝日のあたる家 Ⅳ』

2000闘病記『ガン病棟のピーターラビット』(中島梓)
『青の時代 伊集院大介の薔薇』『六道ヶ辻 死者たちの謝肉祭』
『マルガ・サーガ1 凶星』(同人誌)『顔』
『キャバレー2『黄昏のローレライ』
『ローデス・サーガ2―風が丘恋唄1―眠り姫の夜』(同人誌)
2001『早春の少年 伊集院大介の誕生』『夢幻戦記9・10『総司星雲変上・下』
『通信教育講座Ⅰ』(同人誌)『魔獣の来る夜』共著:高河ゆん)
『MU・GE・N ―総司残照―』上(同人誌)
「朝日のあたる家 Ⅴ」
2002『MU・GE・N ―総司残照―』下(同人誌)アンソロジー『金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲』
『壁』『水曜日のジゴロ 伊集院大介の探究』 『夢幻戦記11『総司乱菊抄 上』
 『接吻 ―栗本薫十代短編集―』『通信教育講座Ⅱ』(同人誌)『指』
2003『真夜中のユニコーン 伊集院大介の休日』『黄昏の名探偵』 夢幻戦記12『総司乱菊抄下』 夢幻戦記13『総司紅蓮城上』
2004『身も心も 伊集院大介のアドリブ』『聖者の行進 伊集院大介のクリスマス』『六道ヶ辻 たまゆらの鏡―大正ヴァンパイア伝説』『鬼』『とんでもぐるめ―あずさ流極楽クッキング』
2005『陽気な幽霊 伊集院大介の観光案内』『女郎蜘蛛 伊集院大介と幻の友禅』夢幻戦記14『総司紅蓮城下』 浪漫之友 創刊号〜3号(同人誌)『タトゥーあり』『大正浪漫伝説 狂桜記』
2006『逃げ出した死体 伊集院大介と少年探偵』
『第六の大罪 伊集院大介の飽食』夢幻戦記15『総司無明陣上』
浪漫之友 4号〜7号(同人誌)通信教育講座総集編(同人誌)『流星のサドル』
『闇』 『着物中毒』
2007浪漫之友 8号〜11号(同人誌)
大正浪漫伝説『天の陽炎』
『六月の桜 伊集院大介のレクイエム』『樹霊の塔 伊集院大介の聖域』
『YOU DONT KNOW WHAT LOVE IS』上・下(同人誌)
2008浪漫之友 12号〜15号(同人誌)『木蓮荘綺譚 伊集院大介の不思議な旅』
『嘘は罪』 『ガン病棟のピーターラビット』
『朝日のように爽やかに』(同人誌)
『CRAZY FOR YOU』(同人誌)
20095月。膵臓癌のため死去。享年56。
『ムーン・リヴァー』『転移』 浪漫之友16号〜19号(同人誌)
『テンダリー/明るい表通りで』(同人誌)
『NEVER LET ME GO』(同人誌)
『ROUND MIDNIGHT』(同人誌)