2021年1月1日金曜日

2020年12月の読書メーター

12月の読書メーター
読んだ本の数:11
読んだページ数:3403
ナイス数:856

フラジャイル(19) (アフタヌーンKC)フラジャイル(19) (アフタヌーンKC)感想
医療過誤訴訟編。実は弁護士同士の詐欺。とばっちりを喰うのは知識のない患者遺族、ってのは許せない「先生」が二人。今回は地味に静かに岸先生ががんばりました。結構堪えていたもよう。その間病理は宮崎先生ががんばった。こういう話も良いねえ。
読了日:12月29日 著者:恵 三朗
幼女戦記 (20) (角川コミックス・エース)幼女戦記 (20) (角川コミックス・エース)感想
ターニャ・フォン・デグレチャフ、ついに昭和生まれの平成のおっさんと訣別して、あの時代に着地する(?) 今回は、終始切なかった。失意の中自然と足が孤児院にむかうターニャさん。院長先生との短い語らい。レルゲン中佐との討論。そしてゼートゥーアとのすれ違い。お互い勝手にすれ違うのはいつもの事なんだが、今回のは切なすぎるなあ。そしてド・ルーゴのフランソワ亡命政権の樹立と合衆国の参戦。ヨーロッパ(仮)の戦争は、世界大戦へと。
読了日:12月29日 著者:東條 チカ
Veil (3)たおやぐビェルイ (リュエルコミックス)Veil (3)たおやぐビェルイ (リュエルコミックス)感想
3巻目が出てました。この二人、プラトニックなんだか、そうでないんだか。この不思議な感じに翻弄されてしまう。
読了日:12月28日 著者:コテリ
クリスマスイブに、僕は少し泣いた。クリスマスイブに、僕は少し泣いた。感想
ヒデキング〜!これは切ないよ。だめだよう。がんばってる情弱なおかあさん食い物にしちゃあ! そのすけべオヤジはオヤジ狩りに遭うべし!あうべし!あうべし!(呪)
読了日:12月27日 著者:ヒデキング
カメレオンの影 (創元推理文庫)カメレオンの影 (創元推理文庫)感想
《海外作品読書会》間違いなく今年ベストの一冊。キャラクター造形が素晴らしい。1ページしか出てこないような端役まで、その人の面立ちや人生が見えるような個性が醸し出されている。ましてや、主要人物は実に生き生きとしている。主人公チャールズ・アクランドはイラクで受けた爆弾攻撃で左目と供に左顔面を失い、酷い偏頭痛や耳鳴りの後遺症が残る。希望した陸軍への復帰も叶わず、失意のままロンドンに暮らすが、時を同じくして彼の近辺で連続殺人事件が起こり、彼が酒場で起こした乱闘騒ぎがきっかけで、容疑者と疑われて・・・
読了日:12月26日 著者:ミネット・ウォルターズ
死んだレモン (創元推理文庫)死んだレモン (創元推理文庫)感想
読んだ。読み遂げた。なんだか感想よりも達成感の方が先にくる。中ほどまでは面白かったのだけど、主人公の一人称で、内省も観察も全て主人公視点だし、謎解きまで全て主人公の独壇場で、始めは情けないデッドレモンズ(人生の落伍者)だった主人公がラストはスーパーヒーローで、もう食傷(苦笑)。三兄弟の家業も取って付けたようだしなあ。 ともあれ、ニュージーランド舞台の小説は初めて読んだので、また読んでみたいとは思う。ハカをマオリも白人も一緒に踊っている動画などを見ると、ニュージーランドの多民族文化をもっと知りたくなるしな。
読了日:12月22日 著者:フィン・ベル
老いた男 (ハヤカワ文庫NV)老いた男 (ハヤカワ文庫NV)感想
かつて一人の特殊工作員が上層部から罪を着せられた上、敵地で切り捨てられた。自力で帰国した工作員は大金を持ったまま行方をくらまして、以降35年間をひっそりと隠遁・・・ただし、万全の備えをしたうえで。今は2頭の大型犬と静かに暮らすそんな男の元にある日暗殺部隊が送り込まれてくる。ベトナム戦争に従軍し特殊部隊としてのあらゆる訓練を受け、35年間その能力を保持し続けていた「オールド・マン」が、静かに身に降りかかった火の粉を払うおはなし。私は気に入ったよ!サクサク読めて面白いです。
読了日:12月18日 著者:トマス ペリー
死闘の駆逐艦 (新戦史シリーズ)死闘の駆逐艦 (新戦史シリーズ)感想
WWⅡを3隻の駆逐艦で北海から地中海まで駆け回ったロジャー・P・ヒル艦長(英国海軍少佐)の本人による記録。極めて優秀かつたたき上げの駆逐艦乗り。艦長になるまでを大型艦で過ごすことが多かったが本人の夢は駆逐艦を指揮して戦うこと。念願どおり〈レドベリー〉〈グレンヴィル〉そして〈ジャーヴィス〉の艦長を歴任。従事した作戦はソ連向けPQ17、マルタ向け輸送船団、ビスケー湾のUボート掃討、カイロ会談にむかうチャーチル一向を載せた巡洋戦艦〈リナウン〉の護衛、そしてノルマンディー上陸作戦の援護など。PQ17については、
読了日:12月15日 著者:ロジャー ヒル
パードレはもういない 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)パードレはもういない 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
一気読みだった。読みやすかったと思う。この本はkindle推奨。下巻でクレモナが出てきたときにはダンテとクレモナの関係が思い出せず、kindleの検索機能で『そこにいる』から検索して拾い読み。人物も混乱するたびに検索機能で関係をチェック。それでも、あの時あの人があんな行動を取ったのは何故だったのか、だれの指示でどんなコントロールを受けて?動機は? その人物にとってその行動にそれだけの価値があったのか?とか考えだすと、細部まで理解できていない感が半端なく、これはあとで3部通して読み直すしかないな、と
読了日:12月09日 著者:サンドローネ ダツィエーリ
パードレはもういない 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)パードレはもういない 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
ここまで読んだところで、何が起きているのかサッパリ分からん。とにかくダンテが生きていた。回復した。コロンバもズダボロだけど、なんだか元気に動いてる。まあ怒ってる、とも言えるか。サンティーニが何故かどんどん好きになってしまう(笑)。さあとにかく下巻に急げ。
読了日:12月08日 著者:サンドローネ ダツィエーリ
砂漠の標的 (ハヤカワ文庫―ハヤカワ・ミステリ文庫)砂漠の標的 (ハヤカワ文庫―ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
マクシム少佐4冊目でラスト。ヨルダンで軍の反王党派が反乱を起こす。英国ではヨルダンの要人誘拐たてこもり事件が発生。誘拐されたのがマクシムの知己の軍人であったことからマクシムが突入作戦を指揮する羽目になり、後始末で外務省からヨルダンにお遣いに出され、行方不明になっている英国新型戦車の試作品の位置を特定するに及び、ヨルダン反乱軍に奪われる前に捜索・破壊するための作戦に巻き込まれる。マクシムの心の声は「おれはアグネスのベッドにもどりたいんだ」でも、兵士たる自分は目の前の事態から逃げ出すわけにはいかん。
読了日:12月05日 著者:ギャビン ライアル

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